2010年5月アーカイブ

国民読書年記念朗読イベント
「日本語と翻訳--シェイクスピア『マクベス』朗読と作品解説--」

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国民読書年を記念して、シェイクスピアの戯曲「マクベス」の朗読と小林章夫氏(上智大学文学部教授)による作品解説を行います。
シェイクスピアの演劇は16世紀から17世紀にかけて書かれ、明治時代に坪内逍遥によって日本語に翻訳されてから何度となく翻訳あるいは翻案され、日本人に親しまれてきました。朗読を通じて、文字で書かれ、書物として現在に伝えられてきたことの意義や日本語の言葉の魅力を探ります。会場では関連資料の展示も行います。

今回の訳文は英文学者でありながら、演劇の制作の現場に身を置き続けた安西徹雄によるものです。日本語における劇的対話を演劇の現場で鍛え上げた"安西シェイクスピア"----その魅力を俳優の肉声をとおして、ご堪能ください。

《開催日・会場》
■6月17日(木)18:30〜20:30
国立国会図書館 東京本館 新館講堂(定員約300名)
所在地:千代田区永田町1-10-1
>>アクセス

■6月19日(土)14:00〜16:00
国立国会図書館 関西館 大会議室(定員約300名)
所在地:京都府相楽郡精華町精華台8−1−3
>>アクセス
《講演》小林章夫教授(上智大学文学部)
《構成・演出》前川錬一
《出演》有川博、上杉陽一、吉見一豊、茶花健太、原田大輔   
《効果》山根舞
《協力》演劇集団 円・円企画
《制作》光文社

参加お申し込みは、事前申込制(先着順)です。
下記のとおり、国会図書館ホームページの申し込み画面から、もしくはFAXにて6月11日(金)までにお申し込みください。
参加費は無料です。

■ホームページ
国立国会図書館ホームページ

■FAX 
下記内容を明記の上、国立国会図書館 総務部総務課広報係 FAX番号 03(3597)5617までお送りください。
(1)イベント名(朗読イベント) (2)氏名(ふりがな) (3)参加ご希望の会場(東京本館/関西館)(4)FAX番号 (5)電話番号

《お問い合わせ先》
国立国会図書館 総務部総務課広報係
〒100-8924 千代田区永田町1-10-1 
■電話 03(3581)2331(代表) 
■FAX 03(3597)5617
■電子メール koho@ndl.go.jp


《主催》国立国会図書館 
《共催》財団法人出版文化産業振興財団
《後援》財団法人文字・活字文化推進機構、財団法人関西文化学術研究都市推進機構 、関西元気文化圏推進協議会、古典の日推進委員会

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マクベス
シェイクスピア/安西徹雄 訳
定価(本体514円+税)

哲学を日常に引き寄せてみると...

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中山 元さん(『純粋理性批判』カント/『社会契約論/ジュネーヴ草稿』ルソー/『善悪の彼岸』ニーチェ等の翻訳)が、日経ビジネスONLINEで「中山 元の哲学カフェ」と題し、「約束する」「働く」「記憶する」という行為について哲学的に掘り下げるコラムを連載されています。

どれも私たちが生活しながら、当然のように行っている行為ですが、その言葉の概念まで深く考えてみると、はっとさせられる発見があります。
例えば....
"咎める他者がいることが、ほんらいの約束の大切な条件である。"
"謝ることには、過去、現在、未来の3つの次元が含まれている。"

例えば、いくつかの謝罪の場面を例にあげての考察は、なるほど!と腑に落ちる...
これは使える、と普段の生活のある場面で実感するのでは、と思います。
(※日経ビジネスONLINEの記事を全文読むには会員登録(無料)が必要です。)


また、NHK教育テレビで放送中の番組『ハーバード白熱教室』が話題になっています。
大教室で学生に質問を投げかけ対話するマイケル・サンデル教授。この番組はその熱気あふれる授業を公開したもので、「犠牲になる命を選べるか」、「課税に「正義」はあるか」といった問題を提起しています。授業では、ロック、ミル、カント、ロールズなどが議論に取り上げられています。
先日うかがった丸善日本橋店の岩崎さんは「当店は世界情勢や社会の動向に強い関心のあるお客様にご利用いただいているので、サンデル教授の新刊発売に合わせて関連書籍のコーナーも設置します。」と。(※5月21日から1Fで)

どちらも毎日の生活の延長線上で哲学を意識するきっかけとなるのではないでしょうか。

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社会契約論/ジュネーヴ草稿
ルソー/中山 元 訳
定価(本体933円+税)


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純粋理性批判 2
カント/中山 元 訳
定価(本体895円+税)

テレビ長崎制作のドキュメンタリー 「69日 あの夏の日、私は19歳だった」放送のお知らせです。

長崎原爆で亡くなった医学生・秋口明海さん。彼が残した原爆投下の前日までの日記には、厳しさを増す戦争の様子、友人たちとの交流、医学を志し生きることについて悩み、考える青年の心が記されていました。

ルソー、ゲーテ、トルストイ、正宗白鳥、森鴎外などを好んで読んでいた彼がある日出会ったドストエフスキー。そして、亡くなる前日に読み終えた本が『貧しき人々』でした。

人生の入り口にあって真摯に生きていこうとする18歳の青年秋口さんの最期の日々を追い、その人生を奪った戦争と原爆の不条理さを現代につきつけるドキュメンタリー。

番組では、『貧しき人々』(安岡治子/訳)が随所で引用されます。

《放送日時》5月22日(土)午後4時〜4時55分
      KTNテレビ長崎で放送

      順次、全国ネットで放送予定 (フジテレビ系列)
      ※放送日時が決まりましたら、このブログでご案内します。

      ■ KTNテレビ長崎 Webサイト>>


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貧しき人々
ドストエフスキー/安岡治子 訳
定価(本体686円+税)

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光文社古典新訳文庫5月の新刊2点、絶賛発売中です!

第1巻発売後(2010年1月)、編集部にも数多くお問い合わせいただいているカント『純粋理性批判』の第2巻が出ました。
人間の認識を成り立たさせる2つの能力、感性と知性。第1巻では感性について考察し、第2巻では知性を分析します。
今回の中山さんによる新訳では、すべての段落にタイトルと番号がつけてあり、解説はすべてこの番号で行われています。

「ページの指示は紙の上の配置という偶然的な要素に依存したものである。ページ数よりもカントが一つの思考のブロックとして示した段落を指示するほうが、カントの思考に忠実だと考えたのである。
 読者はできればこの段落の番号とタイトルだけを書き取ってタイトル・リストを作ってほしい。(中略)
 そして本書を通読した後で、このリストを眺めながら、そこで何が書かれていたか、思い出してほしいのだ。ぼくも昔、自分の理解をたしかめるために、よくやったこと・・・」(訳者あとがきより)

このタイトル・リストを当ブログと古典新訳文庫Webサイトで近日中に配布する予定です!カントの思考を理解するための一助としてご活用ください。

もう1点は、バージニア・ウルフ『ダロウェイ夫人』。土屋政雄さんによる流麗にして明晰な翻訳で登場です! この刊行を記念して、5月28日(金)に青山ブックセンター六本木店で土屋政雄さんのミニトークが開催されます。 あとがきにも書かれていますが、 "なぜ<ヴァージニア>ではなく<バージニア>なのか"、についてのお話も出るかもしれません。

お申し込み方法など詳細についてはこちらをご覧ください。

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ダロウェイ夫人
ウルフ/土屋政雄 訳
定価(本体724円+税)
純粋理性批判 2
カント/中山 元 訳
定価(本体895円+税)

『UP』4月号ー特集「東大教師が新入生にすすめる本」

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東京大学出版会のPR誌『UP』4月号で「東大教師が新入生にすすめる本」が特集されています。

『故郷/阿Q正伝』翻訳者・藤井省三先生(東京大学人文社会系研究科・文学部教授)が「これだけは読んでおこう──研究者の立場から」の設問に、『故郷/阿Q正伝』をあげていらっしゃいます。

「魯迅は現代中国の原点であり,なかでも本作は,中国の文化政治経済に関心あらばすべからく読むべし」!

その他、19名の先生方の「おすすめ本」が下記に掲載されています。
東京大学出版会WebSite>>


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故郷/阿Q正伝
魯迅/藤井省三 訳
定価(本体762円+税)

光文社古典新訳文庫5月の新刊(5月11日発売)『ダロウェイ夫人』(バージニア・ウルフ 著 土屋政雄 訳)の刊行を記念して、翻訳者・土屋政雄さんミニトークを青山ブックセンター六本木店で開催します。

土屋政雄さんは光文社古典新訳文庫の既刊では『月と六ペンス』、またカズオ・イシグロ作品(『わたしを離さないで』他)など多数の翻訳を手がけていらっしゃいます。

当日はウルフの魅力、英国文学の魅力など、翻訳をめぐるさまざまを語っていただきます。

  • 日 時:2010年5月28日(金)19:00~
  • 会 場:青山ブックセンター六本木店
  • 参加方法:2010年5月9日(日)朝10時より、青山ブックセンターの店頭もしくはお電話にて、参加受付をいたします。
  • 予約&お問い合わせ:青山ブックセンター六本木店・03-3479-0479
  • 受付時間:<月曜〜土曜・祝日>10:00〜翌朝5:00 <日曜>10:00〜22:00
  • 受付開始日:2010年5月9日(日)10:00〜
  • ※受付時間は、お問い合わせ店舗の営業時間内となります。ご注意ください。

    トーク終了後にサイン会があります。
    2010年5月9日(日)朝10時より、『ダロウェイ夫人』(光文社古典新訳文庫刊)を青山ブックセンター六本木店でお買い上げの方に、レジにてサイン会整理券を配布します。
    ※店内でのイベントです。ほとんどの方は40〜50分のトークをお立ち見となります。
    ※古書の持込みはご遠慮ください。また色紙など本以外のものへのサインはご遠慮ください。以上ご了承の上、ご参加ください。

    詳細は青山ブックセンターWebSite>>


《土屋政雄さん プロフィール》
翻訳家。訳書に『千の輝く太陽』(カーレド・ホッセイニ)、『コンゴ・ジャーニー』(レドモンド・オハンロン)、『エデンの東』(ジョン・スタインベック)、『日の名残り』『わたしを離さないで』『夜想曲集』(カズオ・イシグロ)、『日本文学の歴史 古代・中世篇』(ドナルド・キーン)、『イギリス人の患者』(マイケル・オンダーチェ)、『月と六ペンス』(サマセット・モーム)ほか多数。

《『ダロウェイ夫人』内容》
6月のある朝、ダロウェイ夫人はその夜のパーティのために花を買いに出かける。陽光降り注ぐロンドンの町を歩くとき、そして突然訪ねてきた昔の恋人と話すとき、思いは現在と過去を行き来する。生の喜びとそれを見つめる主人公の意識が瑞々しい言葉となって流れる画期的新訳。

《バージニア・ウルフ プロフィール》
[1882-1941] イギリスの小説家、評論家。ロンドンに生まれ、文芸評論家の父や一家を訪れる著名な文化人の影響を受けて育つ。13歳のときに最愛の母を亡くしてから精神を患い、生涯苦しむことになる。20代初めに、兄が友人たちと開き、後年イギリス社会を各分野で牽引する人材を輩出した「ブルームズベリー・グループ」に参加、芸術や社会への鋭い視点を磨く。1925年に本書『ダロウェイ夫人』を発表。斬新な手法で人間の心理を深く追求し、高く評価される。その他の代表作に『灯台へ』『波』など。文芸・社会評論でも活躍。1941年、自宅近くの川で入水。

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ダロウェイ夫人
ウルフ/土屋政雄 訳
定価(本体724円+税)



cover57.jpg土屋政雄さん翻訳既刊
月と六ペンス
モーム/土屋政雄 訳
定価(本体762円+税)

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