2010年11月アーカイブ

シンポジウム「世界文学としての村上春樹」が、12月11日(土)に東京外国語大学 総合文化研究所&出版会の共催で行われます。入場料無料、事前申し込みも不要です。
村上春樹は世界でどう読まれているのか。興味のある方はぜひ足をお運びください。

シンポジウム「世界文学としての村上春樹」
img_murakami1211.jpg

村上春樹は世界文学のなかで、世界文学としてどのように位置づけられるのか。 時間・空間における様々な〈外部〉との文脈のなかで村上春樹の作品世界を捉えなおす。

■日時:2010年12月11日(土)
14:00~16:00(報告)
16:30~18:00(討議)
18:30~20:00(懇親)

■会場:東京外国語大学 府中キャンパス アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール(東京都府中市朝日町3-11-1)
■交通:西武多摩川線多磨駅下車すぐ

■入場料無料、事前申し込み不要です

《プログラム》
■報告 (14:00〜16:00)
司会:村尾誠一(東京外国語大学)
柴田勝二(東京外国語大学)「村上春樹と夏目漱石」
藤井省三(東京大学)「村上春樹と魯迅」
亀山郁夫(東京外国語大学学長)「村上春樹とドストエフスキー」
都甲幸治(早稲田大学)「村上春樹とドン・デリーロ」

■報告者による討議(16:30〜18:00)
「村上春樹と世界のいま」
司会:加藤雄二(東京外国語大学)

■問合せ
東京外国語大学総合文化研究所
TEL:042-330-5409/e-mail:ics@tufs.ac.jp

シンポジウムチラシPDF>>

タロー書房(コレド室町)で「ブックフェア 哲学の小部屋」

|

東京・日本橋のタロー書房さんで、「ブックフェア 哲学の小部屋」が開催中です。

10月28日にオープンした『コレド室町(COREDO室町)』に移転し、リニューアルオープンされたタロー書房さん。オープンキャンペーンとして、入り口正面に「ブックフェア 哲学の小部屋」特設コーナーを設置し、光文社古典新訳文庫も多数置いていただいています。

img_taro03.jpg
東京メトロ銀座線 三越前駅と直結した抜群のロケーションです。

img_taro04.jpg 予想以上に手に取ってご覧になるお客さまが多く、古典への関心の高さを感じているとのこと。

img_taro02.jpg光文社古典新訳文庫からは、
『純粋理性批判1〜3』
(カント/中山 元 訳)
『永遠平和のために/啓蒙とは何か 他3編(カント/中山 元 訳)
『幻想の未来/文化への不満 フロイト文明論集1 (フロイト/中山 元 訳)
『善悪の彼岸』
(ニーチェ/中山 元 訳)
『訴訟』
(カフカ/丘沢静也 訳)
『社会契約論/ジュネーヴ草稿
(ルソー/中山 元 訳)
『人間不平等起源論』
(ルソー/中山 元 訳)
『帝国主義論』
(レーニン/角田安正 訳)
『永続革命論』
(トロツキー/森田成也 訳)
が並んでいます!

週刊朝日 2010年11月26日号の週刊図書館/人間文庫(評:温水ゆかりさん)欄で、『フランケンシュタイン』を取り上げていただきました。


慟哭の死をなぞった作家シェリーのその後
"俺は孤独で淋しい。伴侶を造れ"と迫る場面だ。この孤独の叫びが痛いほど哀切。
"伴侶(仲間)と一緒なら(連帯の中で)必ず美徳が生まれる"と言うくだりなども、これからの正義の話をしたいサンデル教授が読んだら感涙にむせびそうだ。

cover113.jpgフランケンシュタイン
シェリー/小林章夫 訳
定価(本体781円+税)

岡野宏文さんの「果敢なやんちゃ魂に魅了される!」と題した書評(本の雑誌11月号掲載)で、『ムッシュー・アンチピリンの宣言―ダダ宣言集』(ツァラ/塚原 史 訳)を取り上げていただきました。

「今回魅了されたもう一冊は、著者のメッセージの宛先がもう二、三世紀先の人類にフォーカスを当てていて、意味不明の言語の羅列が人間の自由と独立を謳っている必携本。」

■ WEB本の雑誌>>

10月24日の日本経済新聞書評面の文庫欄でもご紹介いただきました。

cover109.jpg
ムッシュー・アンチピリンの宣言―ダダ宣言集
ツァラ/塚原 史 訳
定価(本体724円+税)

11月の新刊、本日発売です。

|

cover_1011.jpg
光文社古典新訳文庫、11月の新刊は、
『ツァラトゥストラ(上)』(ニーチェ/丘沢静也 訳)
『アガタ/声』(デュラス、コクトー/渡辺守章 訳)
『青い麦』(コレット/河野万里子 訳) の3冊です。


cover116.jpg『ツァラトゥストラ(上)』
ニーチェ/丘沢静也 訳
定価(本体743円+税)

「人類への最大の贈り物」「ドイツ語で書かれた最も深い作品」とニーチェが自負する永遠の問題作。神は死んだ? 超人とは?......。キリスト教の道徳を激しく批判し、おごそかさや重さをせせら笑い、歌い、踊る、これまでのイメージを覆す、まったく新しいツァラトゥストラの誕生!




cover117.jpg『アガタ/声』
デュラス、コクトー /渡辺守章 訳
定価(本体648円+税)

浅田彰氏絶賛!「独白や対話の連なり、それだけがイメージを超えたリアルな世界を作り出す。コクトーとデュラスの魔法のペンだけに可能な、そして仏文学の伝統を血肉化した訳者だけに翻訳可能な、言葉の魔術である」



cover118.jpg『青い麦』
コレット/河野万里子 訳
定価(本体619円+税)

コレットは14歳年上から16歳年下までの相手と、生涯に三度結婚した。ミュージック・ホールの踊り子時代には同性愛も経験した。恋愛の機微を知り尽くした作家コレットが、残酷なまでに切ない恋心を鮮烈に描く。

サイエンスアゴラ2010、東京・お台場で開催―11月19日から3日間

|

img_scienceagora2010.jpg"未来へつなぐ科学のひろば"をテーマに、「サイエンスアゴラ2010」(主催:独立行政法人科学技術振興機構(JST))が、11月19日(金)、20日(土)、21日(日)東京・お台場の国際研究交流大学村(日本科学未来館、東京国際交流館、産業技術総合研究所臨海副都心センター)で開催されます。

サイエンスのおもしろさを伝えるものから、いろいろな人がサイエンスと社会の関係について語り合うものまで、3日間で100を超えるイベントが行われます。対象を、小学生・親子連れ、中高生、学校の先生、現役研究者・技術者、留学生、広く一般の大人、科学技術行政・政治関連、サイエンスの伝え方・サイエンスコミュニケーションを深く考える―のように細かく分けて、参加者が自分との接点を見つけやすいように企画されていて、プログラムを見ているだけで、そのボリュームに圧倒されます!

例えば...
「サイエンス・プレゼンテーションコンテスト2010」というサイエンスショーから
「ぶんせき体験スクール「光の観察と分光分析」のような実演、
「本当の科学のハナシ、誰から聞けばいいの?」トークセッション、
「おしゃべりサイエンス」茶話会...などなど、盛りだくさんです。

この「サイエンスアゴラ」には、渡辺政隆さん(『種の起源』(ダーウィン)の翻訳者)が、JST(科学技術振興機構)エキスパートとして企画に携わっていらっしゃいます。

サイエンスの楽しさを体感しに、ぜひお台場へ!
■予約が必要なイベントもあります。詳細は↓↓
banner_150x30.jpg


cover88.jpg
種の起源(上)
ダーウィン 作/渡辺政隆 訳
定価(本体838円+税)
cover96.jpg
種の起源(下)
ダーウィン 作/渡辺政隆 訳
定価(本体838円+税)

img_ma-karuizawa3021.jpg

 故・安西徹雄氏の訳によるシェイクスピアの戯曲『マクベス』を、「演劇集団 円」の俳優たちが読み上げ、小林章夫氏(上智大学教授)が解説講演をするイベント・シリーズ。6月の国立国会図書館(東京本館/関西館)に続き、10月16日の軽井沢、同23日の上智大学と、連続で開催されました。


img_ma-karuizawa2962.jpg

 今年、軽井沢を本の文化で彩られた街にしようという"まちづくり"企画「本のまち・軽井沢」が、軽井沢町を中心としてスタート。『マクベス』のリーディングもその立ち上げ企画のひとつとして、旧軽井沢銀座からほど近い軽井沢ユニオンチャーチで開かれました。この教会はもともと官営鉄道の高級技師用クラブハウスだった建物を1906(明治39)年から教会として使用している、歴史ある木造建築。古い学校のような外観に、内部は骨組みが照明で照らされ、白樺の十字架が入り口と室内に掛けられています。17世紀に書かれたシェイクスピアの戯曲を聴くのにぴったりの、趣深い空間です。


img_ma-karuizawa3004.jpg

 一方、上智大学ではすり鉢状の講堂で公演され、半円形に並ぶ座席から観客の視線と熱気が舞台上に注がれていました。
この「朗読劇」では舞台セットは使用せず、俳優はみな黒い服を着ているだけで衣装は無し、照明はスポットのみ、効果音も最小限に抑えられています。舞台上には譜面台が並べられ、俳優は交互に前に出て台詞を読み上げる形式で、マクベス役の有川博氏をはじめ4人の俳優たちの発する言葉だけが会場の空間を埋めていきます。それだけにシェイクスピアと安西徹雄氏が生み出した言葉の力が、俳優の体を媒介として、ひとりひとりの観客にそのまま伝わってくるように思えます。観客も場面が進むに従ってその魅力を感じた様子で、徐々に会場の温度が上がっていくようでした。

 

「最初は作りがシンプル過ぎるように思えたのですが、そのぶん、台詞の細部や役者の呼吸まではっきりとわかりました。聞いているうちにまるで背景や衣装まで見えてくるようで、こちらの想像力を刺激する舞台でした」(50代男性)

 

 「台詞の力が強烈でした。古い時代の話なのに、人物の感情や心がわかりやすく強く入ってきました。現代劇はよく観に行きますが、これほど台詞の重みを感じたことはありません」(30代女性)


 両会場とも大成功に終わった安西シェイクスピアのリーディング劇は、今後も開催して参ります。ぜひ会場に足を運んで、言葉のもつ力を体験してください。

[関連記事]
安西徹雄訳『マクベス』朗読と作品解説イベントー国立国会図書館で

cover63.jpg
マクベス
シェイクスピア/安西徹雄 訳
定価(本体514円+税)

BOOKUOKA(ブックオカ)2010、開催中!亀山郁夫さんトークも

|

福岡の書店・出版社・古書店・編集者など本に関わる人々、そして本好きが集まって、様々なブックイベントを行っているBOOKUOKA(ブックオカ)。
2006年から始まったこのイベント、今年も絶賛開催中です!

BOOKUOKA(ブックオカ)Webサイト>> 
■開催期間:10月20日(水)〜11月21日(日)

昨年に続き、11月14日(日)には、亀山郁夫さんのトークショーが開催されます。

亀山郁夫トークショー
「黙過する〈神〉〜ドストエフスキー『悪霊』における悪の意味について」
img_bookoka-2010.jpg

ドストエフスキーが小説のなかで問いかける、「悪」とはなにか。全身全霊をあげて生きる実感を求めることがもはや成り立ちえない現代と『悪霊』は、いかに深くリンクしているのか――光文社古典新訳文庫での『悪霊』刊行開始を記念し、訳者・亀山郁夫さん(東京外国語大学長)が考察します。


2010年11月14日(日)13:30~15:30
 会場:福岡市美術館 講堂
 ブックオカWebサイト イベント詳細ページ>>
 料金:無料(要予約)
 予約:申込フォーム>>
 主催:光文社

cover111.jpg
悪霊 1 <全3巻>
ドストエフスキー/亀山郁夫 訳
定価(本体895円+税)

調布市せんがわ劇場ー『オンディーヌ』公演 観劇レポート

|

調布市せんがわ劇場で10月8日(金)から17日(日)まで公演された『オンディーヌ』(作:ジロドゥ 演出:ペーター・ゲスナー(調布市せんがわ劇場芸術監督)  翻訳:二木麻里)の観劇レポートです。

photo_sengawa-stg03.jpg

 人形と人間が共演? 最初にこの上演企画を聞いた時は、いったいどんなものになるんだろうと、想像もつきませんでした。それが、観てびっくりなのです。 冒頭、オンディーヌの育ての親夫婦が娘を心配するやりとりを人形で展開することによって、軽妙にスピーディに物語の核心に入っていきます。また、人間より水の精の王がおそろしく大きく(ただ怖いだけでなく、水の世界のものすべてを包み込む大きさ・深さを感じます)、自然がときに狂暴なほどに大きいことを目の当たりにすることにもなる、すぐれものの仕組みなのです。

 物語の背景がわかったところで、いよいよオンディーヌが登場。とにかく生命力と好奇心にあふれて、ぴょんぴょん飛び跳ねる姿には、くすくす笑わせられたり、はらはらさせられたり、ハンス同様に観ているこちらも翻弄させられながらも目を離せなくなっていきます。

 ハンスに対する仲間の水の精たちの誘惑合戦、宮殿へ行ってからの恋敵ベルタとの対決などなど、意外にも女の怖さをじわりと感じた方も多いのではないでしょうか? こういったひじょうに人間的な感情のぶつかり合いを観ているうちに、いつのまにか笑いの要素より恋する切実な気持ちでいっぱいになっているから不思議です。

 そして、クライマックスの別れのシーンに向かうころには、思わず涙、涙......。会場も息を呑んでオンディーヌの一言一言に聞き入っていました。また、最初は世間知らずの頼りなげな青年にも見えたハンスが、オンディーヌへの愛で頼もしい素敵な人になっているのも素晴らしい!

 今回の上演は、一般市民が参加する"アンサンブル公演"。人形をはじめ、衣装や小道具もワークショップなどでスタッフみなさんが手作りしたとのことで、さまざまな工夫がこらされていました。水の精が登場する際の、天井から床まで届く「水」のセットや、登場人物が持つカバン(?)が一瞬にして劇場の監督役(の人形)になるものなど、そのアイディアを観ているだけでもわくわくしました。

 戯曲だけで読んでいたときには、ロマンチックだけれど「おとぎ話」の印象が強かった台詞や場面が、人の声を通すとこんなにも説得力と動きのある物語になるとは! 戯曲は「舞台になって初めて完成する」とよく言われますが、そのとおりだとつくづく驚き、感動した舞台でした。 (編集部/Y.K)


photo_sengawa-stg01.jpgphoto_sengawa-stg04.jpgphoto_sengawa-stg05.jpgphoto_sengawa-stg08.jpg
01020304
01 ハンスとオンディーヌ 目の前に迫る永遠の別れ
02 侍従と舞台監督の間に割ってはいる魔術師
03 オンディーヌ 水の精の王との残酷な契約
04 キャスト&スタッフ

《撮影/加島和彦》

[関連記事]
調布市せんがわ劇場ー『オンディーヌ』公演中!17日まで
調布市せんがわ劇場ー『オンディーヌ』公演、通し稽古の様子を...
調布市せんがわ劇場ー『オンディーヌ』公演、全キャスト決定!
調布市せんがわ劇場公演『オンディーヌ』キャスト&スタッフ 募集中 !

cover51.jpg
オンディーヌ
ジロドゥ/二木麻里 訳
定価(本体590円+税)

光文社古典新訳文庫11月刊 (11月11日発売)『アガタ/声』(デュラス、コクトー) の翻訳者・渡辺守章さんが、訳・構成・選曲・演出されるダンス公演のお知らせです。

KYOTO EXPERIMENT
マルグリット・デュラス作 『アガタ』 ―ダンスの臨界/語りの臨界―
img_agata01.jpg

マルグリット・デュラスの戯曲『アガタ』を、過去に二度演出して、その都度、新しい舞台成果を収めてきた渡邊守章が、今回は二人のダンサーの身体によって、兄と妹のあいだの「禁じられた恋」の「語り」を、どのように生き返らせるか。 振付家としてもダンサーとしても、少年期の花を「真の花」へと変容させる類まれな身体として注目してきた白井剛と、アカデミック・ダンスの優美とコンテンポラリー・ダンスの狂気とを、二つながらに生きる舞台によって、見る者を惹きつけてやまない寺田みさこ。演出家が「語り」を受けもち、この二人のダンサーと行う初めてのコラボレーション。 どのような第三の『アガタ』が、春秋座舞台の上に花開くか。一年がかりの探究である。

■日時
2010年11月20日(土) 14:00開演 (13:30開場)/19:00開演 (18:30開場)
2010年11月21日(日) 14:00開演 (13:30開場)

■会場:京都芸術劇場 春秋座(京都市左京区北白川瓜生山2-116)

『アガタ』 ―ダンスの臨界/語りの臨界― 公演詳細ページ>>

作:マルグリット・デュラス
訳・構成・選曲・演出:渡邊守章
振付・出演:白井剛、寺田みさこ
語り:渡邊守章

20日(土)14時と21日(日)14時の公演終了後、 ポストパフォーマンストークがあります

■11月20日(土) 14時公演終了後
【出演】清水徹(仏文学者、明治学院大学名誉教授/M・デュラス『愛人』翻訳者)、渡邊守章
■11月21日(日)14時公演終了後
【出演】浅田彰(哲学者、批評家/京都造形芸術大学大学院長)、渡邊守章、白井剛、寺田みさこ

プレイベント開催決定!
明倫ワークショップ
『アガタ』プレトーク・イベント <デュラス―エクリチュールの軌跡>


2010年11月11日(木)17:00より
出演:小林康夫(哲学者、東京大学大学院教授)、渡邊守章


会場:京都芸術センター
定員:35名 (参加無料・要予約)
ご予約先・お問合せ:京都芸術センター(窓口・TEL・HP)
TEL:075-213-1000 HP:イベント詳細ページ・予約フォーム>>

ウェブページ

banner_bunko2.gif
img_konku-ru2011_blog.gif

img_shinkotenza01.jpg

pdf_title_blog03.gif
atogaki_title_blog01.gif
guide_bg01_100905_blog02.gif
   
 

2011年10月

            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31