2011年2月アーカイブ

新連載、〈あとがきのあとがき〉がスタートします!
〈あとがきのあとがき〉は翻訳者と原作との長く密やかな「対話」、そして読者との知的で軽やかな「対話」です。
第一回は、『フランケンシュタイン』の翻訳者・小林章夫さん(上智大学教授)による「フランケンシュタインの自己主張」。

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フランケンシュタインを知らない人はいない。一方で、メアリー・シェリーが書いた『フランケンシュタイン』を読んだ人は少ない。原作の存在を知らない人さえたくさんいる。だから、その名が怪物のものではなく、実は怪物を作った科学者のものであることもほとんど知られていない。怪物はあくまで「フランケンシュタインの(作った)怪物」に過ぎず、物語の中ではむしろ受け身の存在なのに。

img_mirai-201101.jpg未来社PR誌『未来』に連載中の小林康夫さん(東京大学大学院総合文化研究科教授)「転換のディヴェルティメント」。2011年1月号と2月号は〈Agatha〉について。
昨年11月に京都造形芸術大学 舞台芸術研究センターで行われた『アガタ』―ダンスの臨界/語りの臨界―(作・デュラス 訳・構成・演出:渡辺守章)についての論考です。

小林康夫教授が出演されたこの公演プレトーク・イベント(渡辺守章教授との対談)>>


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アガタ/声
デュラス、コクトー/渡辺守章 訳
定価(本体648円+税)

2月の新刊、本日発売です

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光文社古典新訳文庫2月の新刊、
『ドストエフスキーと父親殺し/不気味なもの』(フロイト/中山 元 訳 定価(本体914円+税) )、は、本日発売です!

『カラマーゾフの兄弟』の父親殺しをテーマに、ドストエフスキーの性格と作品を分析した論文と、ホフマンの「砂男」の分析を中心に考察をすすめる「不気味なもの」。みずからの理論を発展させ、鋭い精神分析的考察で文学を読み解き、以降の文学論に大きな影響を与えた重要論文6編を収録!

中山 元さん(『純粋理性批判』などの翻訳者)による「ドイツの古典図書を古典新訳文庫で読む 『自由の哲学者、カント』」の第1回講座が1月28日(金)に東京ドイツ文化センターで行われました。 当初予定していた人数を大幅に超え、会場を埋め尽くした参加者を目にして感動しました。と同時にみなさんに感謝の気持ちでいっぱいです。 昨年は「ハーバード白熱教室」人気もあって「正義」についてたくさん論じられましたが、今年は「自由」だ! そう確信しました(笑)。 初回はイントロダクションでしたが、内容が濃くてやや頭が酸素不足状態でした。 次回からはきっちりと予習をしてのぞみたいと思います。もちろん、復習もしないとダメなんですが......。 参加いただいたお二人の方から感想をいただきました。下記〈続きを読む〉をクリックしてください。内容の濃い当日の様子が伝わってきます。ありがとうございます。哲学者・中山元さんとの深い討論の場が、2回目、3回目といっそう極まっていく予感がします。

中山元さん『自由の哲学者、カント』講座の開催概要はこちら(次回は、2月25日(金)です) >>
ドイツ文化センター(東京)のオフィシャルブログにも当日の模様が>>


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NHK FM 青春アドベンチャー『フランケンシュタイン』(全10回)
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『フランケンシュタイン』(シェリー/小林章夫 訳)が、NHK FMでドラマ化されます。
《放送日》
 2月21日(月)〜2月25日(金) 22:45〜23:00(1-5回)
 2月28日(月)〜3月 4日(金) 22:45〜23:00(6-10回)

 原作:メアリ・シェリー
 訳:小林章夫
 脚色:坂本正彦
 選曲:黒田賢一
 演出:藤井靖
 技術:糸林薫(1〜5) 北原悠介(6〜10)
 音響効果:坂本愛(1〜5) 米本満(6〜10)

 出演:今井朋彦 井上倫宏 寿大聡 亀田佳明 大林隆介 温井摩耶 
    立木文彦 金内喜久夫 関輝雄 渋谷はるか 本多新也 串間保
    高瀬哲朗 多田直人 小林親弘 浅場万矢 小川隆市 中平良夫 ほか

《あらすじ》
北極探検隊を指揮する青年ウォルトン隊長は、氷の海で漂流していた科学者ヴィクター・フランケンシュタインを救助する。謎の巨人を追跡しているというヴィクターは、自らが体験した悲劇を語り始める。生命の原理を究めようと、家族や婚約者のことも忘れ実験に没頭した結果、造り出してしまったものが怪物と化して...。科学技術が勃興した18世紀末、野心に取り憑かれた科学者が怪物に翻弄され立ち向かう苦悩と冒険を描き、「最初のSF」とも称されるゴシック小説の古典のオーディオドラマ化。

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フランケンシュタイン
シェリー/小林章夫 訳
定価(本体781円+税)

青年団リンク・サラダボール第2回公演/長野・門前暮らしのすすめプロデュース公演『母アンナの子連れ従軍記』
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17世紀、三十年戦争下のドイツ。 度胸と愛嬌で戦争を生きぬく母の賢さ、強さ、そして愚かさが生き生きと描かれた、ブレヒトの代表作。

男に逃げられても、
お金がなくなっても、
子供が死んでも、
戦争が終わっても、

それでも私は生きていく。

作: ブレヒト
翻訳: 谷川道子(光文社古典新訳文庫より)
演出: 西村和宏(青年団/サラダボール)

長野公演:2011年2月12日(土)、13日(日)
会場:長野市立城山公民館別館[旧蔵春閣ホール]

東京公演:2011年3月19日(土)~3月27日(日)
会場:アトリエ春風舎

■公演詳細は 青年団Webサイト>>またはサラダボールWebサイト>>


「青年団リンク・サラダボール」(主宰・演出/西村和宏さん)による舞台『母アンナの子連れ従軍記』(作/ブレヒト 訳/谷川道子)が東京と長野で上演されます。

「青年団リンク」は、劇作家・演出家の平田オリザさんが主宰する劇団・青年団に所属する演出家がユニットを作って独自の企画公演を行うものです。

長野での公演は、「東京の演出家と俳優が"冬の長野"に滞在し、オーディションで選ばれた長野の市民キャストとともに10日間の集中的な稽古を行い創作する」という "長野・門前暮らしのすすめプロデュース公演" の第3弾として行われます。
2月1日から長野に滞在し創作スタートとのこと!(西村和宏さんのブログより)

「長野・門前暮らしのすすめ」Webサイト>>

また、「長野灯明まつり」の期間中(2月5日〜13日)に行われる "あかりでつなぐ、10の舞台「もんぜんまち劇場」"にも参加。これは善光寺界隈の宿坊やお寺、蔵などが劇場になり、現代演劇、語り、浄瑠璃、紙芝居、短編映画などが上演されるイベントです。

「もんぜんまち劇場」Webサイト>>


東京公演は、"長野バージョン"をベースに、モモンガ・コンプレックスの白神ももこさんを振付に迎え、演出の西村和宏さんがよりアクチュアルに、エネルギッシュにブラッシュアップしたものを"東京バージョン"として上演します。

《アフタートークもあります!》
■長野公演では、2月13日(日)18:00からの公演後、『母アンナの子連れ従軍記』の翻訳者・谷川道子さんと西村和宏さんとのアフタートークが開催されます。

■東京公演では3月22日(火)19:30からの公演後にも谷川道子さんと西村和宏さんとのアフタートークがあります。

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母アンナの子連れ従軍記
ブレヒト 作/谷川道子 訳
定価(本体571円+税)

野崎 歓さん 第62回読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞!

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野崎 歓さん(東京大学文学部准教授、『赤と黒』『ちいさな王子』の翻訳者)が第62回読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞されました。

今回の賞は、2010年4月に講談社から刊行された「異邦の香り----ネルヴァル『東方紀行』論」に対して贈られたものです。
おめでとうございます!

YOMIURIONLINE 「読売文学賞、5部門6作品が決まる」>>

川本三郎さんの選評

東方の旅 生き生き
「フランス文学の専門家ではないし、ネルヴァルについての知識もない人間が読んでも、この知的で洗練された文章で書かれた大著は実に面白い。世界が広がる思いがする。... 」 続き>>


img_nozaki-Nerval.jpg『異邦の香りーネルヴァル『東方紀行』論 
野崎 歓/著
講談社 2010年4月発売 
価格:本体 2,800円+税

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