
![]() |
![]() ちいさな王子サン=テグジュペリ/野崎 歓 訳 |

気鋭のフランス文学者・野崎歓による意欲的な新訳。すでに10種を超える翻訳が試みられた作品だが、タイトルをあえて原題に忠実に「ちいさな王子」とした。おとぎ話調、童話調を捨て、作品本来の乾いた文体を採用することで、王子との別れを鮮烈に描き出す。同時に作家・サン=テグジュペリの温もりある文章が心に届く。日本の読者が初めて出会う、本当の王子の物語。
作品「飛ぶ」ことの本質
当時最新のテクノロジーであった飛行機。それを操る人間の「現場」感覚を初めて表現した作家がサン=テグジュペリだった。危険な任務をこなす、経験豊かな飛行士にしか描きえなかった世界である。この作品は第二次大戦中、失意のアメリカ亡命時に書かれた。
物語友人とは何か?
砂漠に不時着したぼくに、突然話しかけてきた王子。絵を描いてくれとせがむ王子との会話から、二人の関係が始まる。わかりあい、やがてかけがえのない友人になったとき、王子は自分の星に帰ることをぼくに告げる。そしてついに永訣の瞬間が……。



