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![]() 飛ぶ教室ケストナー/丘沢静也 訳 |

この作品こそ、いまの大人と、そして子供が読むにふさわしい極上の物語。何歳になっても読める=読みたくなる、大人同士、子供同士、大人と子供のすばらしく深い友情とユーモアが、忘れかけていた温かい人間の心を呼びさます。今回の新訳は初めて大人の目線をはっきりと導入し、軽やかで明晰な話として蘇らせた。訳者・丘沢静也は、長年ケストナーに惚れぬいてきたが、ここにその果実が結晶。
作品ナチズムに抗う
ジャーナリストとしても活躍したケストナー。ナチス政権下では批判的な論陣を張って秘密警察に逮捕され、作品は焚書、著作活動も全面禁止された。『飛ぶ教室』は、その圧制下で書かれた代表作のひとつ。ギムナジウムの寄宿舎で起こるたくさんの悲喜劇。
物語「泣いちゃだめ、絶対」
「真夏にクリスマス物語を書くとは」とケストナー本人がこぼす場面から始まる。寄宿舎で暮らすマルティンは、なぜ1人になっても「泣いちゃだめ、絶対」と言い続けたのか。マティアス、ゼバスティアンら生徒たち、先生の正義さん、禁煙さんとの交流が胸に迫る。



