『花のノートルダム』(ジュネ/中条省平 訳) - 光文社古典新訳文庫


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花のノートルダム

花のノートルダム

  • ジュネ/中条省平 訳
  • 定価(本体1,020円+税)
  • ISBN:75214-9
  • 発売日:2010.10.13

同性愛の神話的世界の驚くべき精緻な描写。衝撃の新訳。

作品

「今回の翻訳の最大の眼目は、ジュネを難解さの神話から開放してやりたいということです。文章を綴るジュネの、愚直なまでの幼児的な誠実さを、なんとか訳文に浸透させたかった」(訳者)


物語

泥棒で同性愛者だった青年ジュネは、獄中で書いたこの処女作で20世紀最大の<怪物>作家となった。自由奔放な創作方法、超絶技巧の比喩を駆使して都市の最底辺をさまよう犯罪者や同性愛者を徹底的に描写し、卑劣を崇高に、悪を聖性に変えた、文学史上最も過激な小説。


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創刊5周年記念徹底対談
ヴィアンからジュネまで──異才と怪物を生んだ20世紀フランス文学を語る
野崎歓さん×中条省平さん
2011年11月17日(木)収録
YouTube[古典新訳文庫チャンネル]>>
ジャン・ジュネ
[1910−1986] フランスの作家、詩人。1910年パリに生まれる。未婚の母親はガブリエル・ジュネ、父親は不詳。生後数カ月で母親に捨てられ里親のもとで育つ。10歳のころから始まった盗癖で何度も施設に入れられ、脱走と逮捕を繰り返す。18歳で軍隊に入るが25歳で脱走、ヨーロッパを放浪する。'37年、パリに戻るが、またも窃盗そして逮捕を繰り返す。'42年、刑務所内で『花のノートルダム』を書き始め、'43年に出会ったジャン・コクトーがその才能に驚き、翌'44年、同作が文芸誌に掲載されデビュー。主な作品に『薔薇の奇蹟』『ブレストの乱暴者』『葬儀』『泥棒日記』などがある。
[訳者]中条省平
1954年生まれ。学習院大学教授。仏文学研究のほか、映画・文学・マンガ・ジャズ評論など、多方面で旺盛な活動を展開している。主著に『小説家になる!』『反=近代文学史』『フランス映画史の誘惑』。訳書に『悪魔のような女たち』(ドールヴィイ)、『失われた時を求めて フランスコミック版』(プルースト)、『マダム・エドワルダ/目玉の話』(バタイユ)、『恐るべき子供たち』(コクトー、共訳)、『肉体の悪魔』(ラディゲ)、『愚者が出てくる、城寨が見える』(マンシェット)ほか多数。
《関連刊行本》
『薔薇の奇跡』(ジュネ/宇野邦一 訳)
『花のノートルダム』(ジュネ/中条省平 訳)
『肉体の悪魔』(ラディゲ/中条省平 訳)
『狭き門』(ジッド/中条省平・中条志穂 訳)
『愚者(あほ)が出てくる、城寨(おしろ)が見える』(マンシェット/中条省平 訳)
『恐るべき子供たち』(コクトー/中条省平・中条志穂 訳)
『マダム・エドワルダ/目玉の話』(バタイユ/中条省平 訳)
『にんじん』(ルナール/中条省平 訳)
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