『アウルクリーク橋の出来事/豹の眼』(ビアス/小川高義 訳) - 光文社古典新訳文庫


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アウルクリーク橋の出来事/豹の眼

アウルクリーク橋の出来事/豹の眼

  • ビアス/小川高義 訳
  • 定価(本体648円+税)
  • ISBN:75225-5
  • 発売日:2011.3.10
  • 電子書籍あり

あの『悪魔の辞典』のビアスは、「死」に憑かれた異能の作家だった!


作品

アメリカ南北戦争に従軍したビアスは、戦場での凄惨な死を目の当たりにし、作家となってからも 死をよく取り上げた。だが、彼の小説では死は終わりではなく、現実世界と並存する異世界というのが特徴である。


物語

ある男が橋の上で絞首刑になろうとしていた。足元の板が外され川に落ちた彼が、敵の銃弾を逃れてたどり着いたのは......「アウルクリーク橋の出来事」。
森に住む女が恋人からの求婚を頑なに拒んだ理由とは......「豹の眼」。
ひたすら「死」を描き続けた短篇の名手ビアスの14篇。


    収録作品
  • アウルクリーク橋の出来事
  • 良心の物語
  • 夏の一夜
  • 死の診断
  • 板張りの窓
  • 豹の眼
  • シロップの壺
  • 壁の向こう
  • ジョン・モートンソンの葬儀
  • 幽霊なるもの
  •  
  • 首縊(くく)りの立会人
  • 冷たい挨拶
  • 無線通信
  • 逮捕
  • レサカにて戦死
  • チカモーガの戦い
  • 幼い放浪者
  • 月明かりの道
アンブローズ・ビアス
[1842-1914?] アメリカのジャーナリスト、作家。オハイオ州の貧農の末っ子に生まれ、16歳から新聞植字工など、職を転々とする。南北戦争(1861〜65年)で北軍に志願し、激戦を経験。除隊後、サンフランシスコの新聞・雑誌に投稿しはじめ、すぐに時評欄を任される。政治家・大実業家などに筆で挑み、その鋭さで「ビター・ビアス(辛辣なビアス)」と呼ばれるようになる。1880年代末には、妻との別居、長男の決闘による死と家庭の不幸が続くが、創作面では本書収録の「アウルクリーク橋の出来事」など代表的短篇を生み出す。1906年『冷笑家用語集』(後に『悪魔の辞典』と改題)出版。1913年アメリカ南部の古戦場を巡る旅に出て、内戦下のメキシコに入った後、消息不明となる。
[訳者]小川高義
1956年生まれ。東京工業大学教授。著書に『翻訳の秘密』。訳書に『停電の夜に』(ラヒリ)、『さゆり』(ゴールデン)、『骨』(フェイ・ミエン・イン)、『永遠を背負う男』(ウィンターソン)、『灰の庭』(ボック)、『オリーヴ・キタリッジの生活』(ストラウト)、『黒猫/モルグ街の殺人』(ポー)、『若者はみな悲しい』『グレート・ギャッツビー』(共にフィッツジェラルド)ほか多数。
《関連刊行本》
『黒猫/モルグ街の殺人』(ポー/小川高義 訳)
『若者はみな悲しい』(フィッツジェラルド/小川高義 訳)
『老人と海』(ヘミングウェイ/小川高義 訳)
『緋文字』(ホーソーン/小川高義 訳)
『グレート・ギャッツビー』(フィッツジェラルド/小川高義 訳)
『アッシャー家の崩壊/黄金虫』(ポー/小川高義 訳)
『アウルクリーク橋の出来事/豹の眼』(ビアス/小川高義 訳)
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