『詐欺師フェーリクス・クルルの告白(下)』(マン/岸 美光 訳) - 光文社古典新訳文庫


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詐欺師フェーリクス・クルルの告白(下)

詐欺師フェーリクス・クルルの告白(下)

  • マン/岸 美光 訳
  • 定価(本体1048円+税)
  • ISBN:75237-8
  • 発売日:2011.10.12
  • 電子書籍あり

変幻自在、軽妙洒脱!クルルは貴族に成りすまして世界漫遊の旅に出る。

作品

「あらゆるものであり得ることによって何者でもない者。何ものでもないことによってあらゆるものであり得る者」。楽々と「他者」になりきり、「自己」なきパロディーを生きる男、それがクルル。


内容

クルルはある青年貴族の身代わりとなってリスボンに向かう。車中、古生物学者クックック教授と同席し、地球の生命と宇宙の生成について講義を受ける。クルルは深い感銘を覚えるが、一方で教授の娘にも魅了され......。稀代の詐欺師クルルの身に、予想外の展開が!


トーマス・マン
[1875−1955] リューベックの富裕な商家に生まれ、生家の繁栄と衰退を題材に『ブデンブローク家の人々』を執筆、世に出る。第二次大戦中はアメリカに亡命、戦後アメリカに起こった反共の気運を嫌ってスイスに移住。半世紀を超える執筆活動の中でドイツとヨーロッパの運命を深く考察し、過去の文学遺産を幾重にも織り込んだ独自の物語の世界を展開した。1929年ノーベル文学賞受賞。作品に『トーニオ・クレーガー』『魔の山』『ヨゼフとその兄弟たち』『ヴァイマルのロッテ』『ファウストゥス博士』、エッセイに『非政治的人間の考察』など。
[訳者]岸 美光
1948年、埼玉県生まれ。元・東京都立大学教授。ドイツ文学専攻。主な訳書に『大きなケストナーの本』(ケストナー、リスト編、共訳)『ヴェネツィアに死す』(マン)、『だまされた女/すげかえられた首』(マン)など。
《関連刊行本》
『詐欺師フェーリクス・クルルの告白(下)』(マン/岸 美光 訳)
『詐欺師フェーリクス・クルルの告白(上)』(マン/岸 美光 訳)
『ヴェネツィアに死す』(マン/岸 美光 訳)
『だまされた女/すげかえられた首』(マン/岸 美光 訳)
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