3つの結末、どれ選ぶ?

羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳

羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳

ロダーリ    
関口英子  訳   

"読者参加型"の愉快な短篇20!


作品

それぞれの物語には三つの結末があります。巻末に、著者自身はどれが好きなのか書いておきました。 みなさんも結末を読み、考えてみてください。自分でつくることもできるでしょう。(ジャンニ・ロダーリ)


内容

誰もが知っているグリム童話やロシア民話、ピノッキオなどが、ロダーリ流の現代的なセンスとユーモアやアイロニーでよみがえる。表題作ほか「魔法の小太鼓」「哀れな幽霊たち」「星へ向かうタクシー」「旅する猫」など、あなたも独創的な結末を作ってみてはいかが。創作の悦びも味わえます。


ジャンニ・ロダーリ   
[ 1920 - 1980 ]    イタリアを代表する児童文学作家・詩人・ジャーナリスト・教育者。「ファンタジーは人間の精神・人格を形成する大切なもの」と考え、画期的論考『ファンタジーの文法』や童話『チポリーノの冒険』などを著した。教訓におちいることなく、人類愛、反差別、自由の概念を、上質な笑いとともに表現。1970年児童文学のノーベル賞『国際アンデルセン賞作家賞』を受賞した。
[訳者] 関口英子    Sekiguchi Eiko
埼玉県生まれ。旧大阪外国語大学イタリア語学科卒業。翻訳家。児童書から映画字幕までイタリア語の翻訳を幅広く手掛ける。主な訳書に『マルコとミルコの悪魔なんかこわくない!』『猫とともに去りぬ』(ジャンニ・ロダーリ)、『神を見た犬』(ブッツァーティ)、『天使の蝶』(プリーモ・レーヴィ)、『羊飼いの指輪 ファンタジーの練習帳』(ロダーリ)、『月を見つけたチャウラ ピランデッロ短篇集』(ピランデッロ)、『霧に消えた約束』(ジュゼッペ・ペデリアーリ)、『きっと天使だよ』(ミーノ・ミラーニ)、『イタリアの外国人労働者』(フォルトゥナート、メスナーニ)、『最後に鴉がやってくる』 (イタロ・カルヴィーノ)、『帰れない山』(パオロ・コニェッティ)など多数。『月を見つけたチャウラ』 (ピランデッ口)で第1回須賀敦子翻訳賞受賞。
あとがきのあとがき
   〈あとがきのあとがき〉「ロダーリの言葉遊びと、言い間違いの魅力」関口英子さんに聞く
猫とともに去りぬ
猫とともに去りぬ

ロダーリ

関口英子 訳

同調者
同調者

モラヴィア

関口英子 訳

天使の蝶
天使の蝶

プリーモ・レーヴィ

関口英子 訳

神を見た犬
神を見た犬

ブッツァーティ

関口英子 訳