• 作家生没年譜
  • 古典新訳文庫全作家の生きた時代を一覧にしました。(2011.07.20update/
    PDF1.9MB)

文庫ラインナップ
闇の奥

闇の奥

コンラッド/黒原敏行 訳
定価(本体590円+税)

20世紀最大の問題作 リーダブルな新訳でついに登場!

物語

著者自身の強烈なコンゴ体験をもとに、アフリカの奥地を舞台とする苛烈な旅を描き、文明社会の価値観を問いつづけてきた本書は、1899年の発表以来、世界中の文学者たちの間で論争の的となってきた問題作である。


内容

船乗りマーロウはかつて、象牙交易で絶大な権力を握る人物クルツを救出するため、アフリカの奥地へ河を遡る旅に出た。募るクルツへの興味、森に潜む黒人たちとの遭遇、底知れぬ力を秘め沈黙する密林。ついに対面したクルツの最期の言葉と、そこでマーロウが発見した真実とは?


ジョセフ・コンラッド
[1857-1924] ロシア占領下のポーランドで没落貴族の家に生まれる。父が独立運動に関与したため一家は流刑、両親を早くに亡くす。16歳で船乗りをめざし、仏英の商船で世界各地を航海する。このときの見聞が、後の創作活動に大きな影響を及ぼす。ポーランド語、フランス語を操り、小説は英語で書いた。1886年イギリスに帰化。1895年『オルメイヤーの阿房宮』で文壇にデビュー。他の代表作に、『密偵』『ロード・ジム』など。晩年は痛風と鬱病に悩まされた。1924年、ナイト爵叙勲を辞退。同年、心臓発作のため自宅にて死去。
[訳者]黒原敏行
1957年生まれ。英米文学翻訳家。訳書に『すべての美しい馬』『越境』『ザ・ロード』(マッカーシー)、『黒い天使』(ウールリッチ)、『儚い光』(マイクルズ)、『ソフィー』(バート)、『コレクションズ』(フランゼン)、『ユダヤ警官同盟』(シェイボン)ほか多数。