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マルクス ビフォーアフター ----マルクス以前、以降の経済学

産業革命の進展に合わせて興った資本主義経済は、20世紀初頭の帝国主義や大恐慌、そして2度の大戦を経て、急速な発展と変貌を遂げました。その激動のなか、経済学はどのような進展を魅せたのでしょうか。
本書『経済学・哲学草稿』のなかでマルクスが批判したのは古典派経済学(国民経済学)でしたが、この資本主義の勃興期から近代までの流れを、マルクス以前マルクス以降に分け、主要な経済学者とキーワードでまとめてみました。

<マルクス以前>
ウィリアム・ペティ(1623〜1687)
イギリスの経済学者、古典派経済学の始祖。
[著書]『アイルランドの政治的解剖』(1692)[キーワード]重商主義労働価値説

フランソワ・ケネー(1694〜1774)
フランスの経済学者。
[著書]『経済表』(1858)[キーワード]重農主義経済表

アダム・スミス(1723〜1790)
イギリスの経済学者・哲学者。古典派経済学の父。
[著書]『国富論』(1776)[キーワード]分業労働価値説

ジャン・バチスト=セイ(1767〜1832)
フランスの経済学者。自由放任主義を主張。
[著書]『政治経済学原論』(1803)[キーワード]セイの法則

デヴィッド・リカード(1772〜1823)
イギリスの経済学者。
[著書]『経済学および課税の原理』(1817)[キーワード]古典派経済学の完成 比較生産費説
《リカード派社会主義》
トマス・ホジスキン、ジョン・グレイ、フランシス・ブレイなど[キーワード]労働全収権

ジャン=シャルル=レオナール・シモンド・ド・シスモンディ(1773〜1842)
フランスの経済学者。
[著書]『経済学新原理』(1819)[キーワード]過少消費恐慌論

トマス・ロバート・マルサス(1766〜1834)

イギリスの経済学者。
[著書]『人口論』(1798)『経済学原理』(1820)[キーワード]支配労働価値説

ジョン・スチュアート・ミル(1806〜1873)
イギリスの哲学者、経済学者。
[著書]『経済学原理』(1848)『自由論』(1859)[キーワード]リカード学派

ピエール・ジョゼフ・プルードン(1809〜1865)
フランスの社会主義者。
[著書]『所有とは何か』(1840)、『貧困の哲学』(1846)[キーワード]無政府主義


マルクス以降

レオン・ワルラス(1834〜1910)
フランスの経済学者。一般均衡理論の創始者。
[キーワード]限界理論

アルフレッド・マーシャル(1842〜1924)
イギリスの経済学者。
[著書]『経済学原理』(1881)[キーワード]ケンブリッジ学派

ジョン・アトキンソン・ホブソン(1858〜1940)
イギリスの経済学者。
[著書]『帝国主義論』(1902)[キーワード]帝国主義社会自由主義

ローザ・ルクセンブルク(1871-1919)
ポーランド、ドイツの革命家、経済学者。
[著書]『資本蓄積論』(1913)[キーワード]帝国主義

ウラジーミル・イリイチ・レーニン(1870-1924)
ロシアの革命家、ボリシェヴィキの指導者。
[著書]『帝国主義論』(1917)[キーワード]帝国主義独占資本

ルドルフ・ヒルファディング(1877-1941)
オーストリア、ドイツのマルクス経済学者。
[著書]『金融資本論』(1910)[キーワード]金融資本組織資本主義

ジョン・メイナード・ケインズ(1883〜1946)
イギリスの経済学者、ジャーナリスト。
[著書]『雇用・利子および貨幣の一般理論』(1936)[キーワード]有効需要

ヨーゼフ・シュンペーター(1883〜1950)
オーストリアの経済学者。
[著書]『理論経済学の本質と主要内容』(1908)『経済発展の理論』(1912)[キーワード]イノベーション

フリードリヒ・ハイエク(1899〜1992)
オーストリア生まれ。
[著書]『隷従への道』(1944)[キーワード]リバタリアニズム

ミルトン・フリードマン(1912〜2006)
アメリカの経済学者。
[著書]『資本主義と自由』(1962)[キーワード]シカゴ学派

2010年9月 6日 光文社古典新訳文庫編集部 |