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『椿姫』(デュマ・フィス/永田千奈 訳)

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椿姫

椿姫

  • デュマ・フィス/永田千奈 訳
  • 定価(本体1,080円+税)
  • ISBN:75370-2
  • 発売日:2018.2.8

フランス恋愛小説、不朽の名作
結末で明かされる衝撃の真相に涙が止まらない
愛しすぎたがゆえの娼婦マルグリットの哀しみ

作品

読者が今なお、アルマンを通してマルグリットに魅了され、激しい恋の歓びと哀しみを感じることができるのは、ここに今も変わらぬ若い二人の感情の細やかさ、理と情の葛藤や、理想と現実の落差を見るからであろう。(訳者あとがきより)


物語

パリの社交界で金持ちの貴族を相手に奔放な日々を送る美貌の高級娼婦マルグリット。彼女はある日、青年アルマンと出会う。初めて真実の愛に目覚めた彼女は、これまでの享楽的な生活を捨て、パリ近郊の別荘で二人は暮らし始めるのだが、そこへ訪ねてきたのはアルマンの父だった......。


アレクサンドル・デュマ・フィス Alexandre Dumas fils
[1824-1895] フランスの小説家・劇作家。同名の父、アレクサンドル・デュマの非嫡出子。父の庇護のもと、若いころより社交界に出入りし、20歳のときに高級娼婦マリ・デュプレシスと恋に落ちる。その思い出をもとに書きあげた本作『椿姫』が脚光を浴び(1848年)、1852年にはみずからの脚本で同作を上演、大成功を収める。その後も小説や戯曲で多くの作品を発表し、1874年にはアカデミー・フランセーズの会員に選ばれた。
[訳者]永田千奈 Nagata China
東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。主な訳書に『海に住む少女』『ひとさらい』(シュペルヴィエル)、『女の一生』(モーパッサン)、『孤独な散歩者の夢想』(ルソー)、『クレーヴの奥方』(ラファイエット夫人)、『ある父親』(シビル・ラカン)、『それでも私は腐敗と闘う』(イングリッド・ベタンクール)、『サーカスの犬』(リュドヴィック・ルーボディ)、『印象派のミューズ』(ドミニク・ボナ)などがある。

《関連刊行本》
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2018年2月 8日 光文社古典新訳文庫編集部 |

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#18「『クレーヴの奥方』フランス心理小説の原点へ」永田千奈さんを迎えて 紀伊國屋書店新宿本店で6月23日(木)開催

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紀伊國屋書店電子書店Kinoppyとのコラボレーション企画「Readers Club読書会(Readin Session)」、第18弾はラファイエット夫人『クレーヴの奥方』』の訳者・永田千奈さんをお迎えして開催いたします。

登場人物の心理描写に重点を置く「心理小説」は、いわばフランスの恋愛小説の伝統。ラクロ『危険な関係』、コンスタン『アドルフ』、ラディゲ『ドルジェル伯の舞踏会』などが有名ですが、スタンダールやプルースト、ジッドなどの作品にもその伝統は受け継がれています。これら心理小説の嚆矢といえる作品こそ、宮廷に身を置くラファイエット夫人(1634-1693)が当初匿名で発表した小説『クレーヴの奥方』です。激しい恋愛感情に悩みながらも、自分の意志を貫き、誇り高く生きる女性の姿を生き生きと描いた本作は、洋の東西を問わず大きな影響を与え、何度も舞台化・映画化されています。いまもなお輝きを放つ本作の魅力について、フランス文学翻訳者の永田千奈さんにたっぷりと語っていただきます。

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫
Readers Club読書会(Readin Session)
「『クレーヴの奥方』フランス心理小説の原点へ」永田千奈さんを迎えて
《日時》2016年6月23日(木)18:30開演 (18:15 開場)
《会場》紀伊國屋書店新宿本店 8階イベントスペース
《定員》50名  ※定員に達し次第、受付を終了させていただきます。
《参加費》無料
《参加方法》2016年6月4日(土)午前10時より紀伊國屋書店新宿本店2階レジカウンターにてご予約を承ります。お電話でのご予約も同日より承ります。
《ご予約・問い合わせ》 TEL:紀伊國屋書店新宿本店2階直通 03-3354-5702 (10:00〜21:00)
※紀伊國屋書店新宿本店の他の電話番号におかけになられても、ご予約は承れませんのでご注意下さい。
※イベントは90分〜2時間程度を予定しております。トーク終了後ご希望の方には永田千奈さんの翻訳書にサインをお入れします。
※19:30以降の入場はお断りさせて頂く場合がございます。あらかじめご了承ください。
詳しくは 紀伊國屋書店新宿本店ウェブサイトをご覧ください
[永田千奈さんプロフィール]
東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。主な訳書に『海に住む少女』『ひとさらい』(シュペルヴィエル)、『女の一生』(モーパッサン)、『孤独な散歩者の夢想』(ルソー、以上、光文社古典新訳文庫)、『ある父親』(シビル・ラカン)、『それでも私は腐敗と闘う』(イングリッド・ベタンクール)、『サーカスの犬』(リュドヴィック・ルーボディ)、『印象派のミューズ』(ドミニク・ボナ)など。
クレーヴの奥方

クレーヴの奥方

  • ラファイエット夫人/永田千奈 訳
  • 定価(本体960円+税)
  • ISBN:75329-0
  • 発売日:2016.4.12
ひとさらい

ひとさらい

  • シュペルヴィエル/永田千奈 訳
  • 定価(本体920円+税)
  • ISBN:75280-4
  • 発売日:2013.11.8
孤独な散歩者の夢想

孤独な散歩者の夢想

  • ルソー/永田千奈 訳
  • 定価(本体990円+税)
  • ISBN:75257-6
  • 発売日:2012.9.12
女の一生

女の一生

  • モーパッサン/永田千奈 訳
  • 定価(本体838円+税)
  • ISBN:75226-2
  • 発売日:2011.3.10
海に住む少女

海に住む少女

  • シュペルヴィエル/永田千奈 訳
  • 定価(本体476円+税)
  • ISBN:75111-1
  • 発売日:2006.10.12

2016年6月 4日 光文社古典新訳文庫編集部 |

『クレーヴの奥方』(ラファイエット夫人/永田千奈 訳)

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クレーヴの奥方

クレーヴの奥方

  • ラファイエット夫人/永田千奈 訳
  • 定価(本体960円+税)
  • ISBN:75329-0
  • 発売日:2016.4.12
  • 電子書籍あり

フランス心理小説はここから始まった!
あえて貞淑であり続けようとした女性心理を描く
クレーヴ夫人のような心の動きは時代おくれであろうか?

作品

これまで「アクション」によって成立していた 小説世界に「内面描写」をもちこみ、さらに、その内面には、「感情」と「理性」の葛藤が存在することをラファイエット夫人は時代に先駆け、描き出して見せた。これこそが心理小説の誕生である。(訳者)


物語

フランス宮廷に完璧な美を備えた女性が現れた。彼女は恋を知らぬままクレーヴ公の求婚に応じ人妻となるが、舞踏会で出会った輝くばかりの貴公子に心ときめく。夫への敬愛、初めて知った恋心。葛藤の日々に耐えられなくなった夫人は、あろうことかその恋心を夫に告白してしまう......。


ラファイエット夫人 Madame de Lafayette
[1634-1693] マリ=マドレーヌ・ピオシュ・ド・ラ・ヴェルニュとして、フランスのパリに生まれる。父は宮廷の技術官、母は宮廷医官の娘で公爵夫人の侍女。ラテン語、イタリア語、古典文学を学び、自身も宮廷に身をおき、21歳のときラファイエット伯爵と結婚する。最初の作品『モンパンシエ侯爵夫人』が好評で、その後『ザイード』『クレーヴの奥方』を刊行(いずれも無署名)。『タンド公爵夫人』も匿名だったが、『アンリエット・ダングルテールの記録』からは著者名をラファイエット夫人とする。古典の名作と謳われ、日本の戦後文学にも大きな影響を与えた本作は、1780年から夫人の名が明記された。
[訳者]永田千奈 Nagata China
東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。主な訳書に『海に住む少女』『ひとさらい』(シュペルヴィエル)、『女の一生』(モーパッサン)、『孤独な散歩者の夢想』(ルソー)、『ある父親』(シビル・ラカン)、『それでも私は腐敗と闘う』(イングリッド・ベタンクール)、『サーカスの犬』(リュドヴィック・ルーボディ)、『印象派のミューズ』(ドミニク・ボナ)などがある。

《関連刊行本》
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2016年4月12日 光文社古典新訳文庫編集部 |

『ひとさらい』(シュペルヴィエル/永田千奈 訳)

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ひとさらい

ひとさらい

  • シュペルヴィエル/永田千奈 訳
  • 定価(本体920円+税)
  • ISBN:75280-4
  • 発売日:2013.11.8

不幸な子供ばかりをさらうビグア大佐の秘密とは......
若き日の澁澤龍彦も愛した、切なくも官能的な物語。

作品

大佐の過激な「親心」には誰もが同情を寄せる。一方、それが欲情や嫉妬といったごく単純な感情のために悲劇的結末を招くことに衝撃を受けるだろう。「家族のありかた」を描いたシュペルヴィエルの傑作、第二弾。


物語

貧しい親に捨てられたり放置されたりしている子供たちをさらうことで自らの「家族」を築き、威厳ある父親となったビグア大佐。だが、とある少女を新たに迎えて以来、彼の「親心」は、それとは別の感情とせめぎ合うようになり......。心優しい誘拐犯の悲哀がにじむ物語。待望の新訳!


ジュール・シュペルヴィエル
[1884−1960]ウルグアイの首都、モンテヴィデオで生まれた。両親はフランス人。10歳のときにフランスに戻り、フランス語で書くことを選ぶ。2つの国に引き裂かれた人生から、独特の複眼的な視点による、幻想的な美しい作品を描いた。詩人、作家。詩集『重力』など。本作『ひとさらい』は1926年の作品。戦後日本の詩人たちに大きな影響を与え、現在に至るまで、コアなファンをもっている。
[訳者]永田千奈
東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。主な訳書に『ある父親』(シビル・ラカン)、『それでも私は腐敗と闘う』(イングリッド・ベタンクール)、『サーカスの犬』(リュドヴィック・ルーボディ)、『海に住む少女』(シュペルヴィエル)、『女の一生』(モーパッサン)、『孤独な散歩者の夢想』(ルソー)などがある。

《関連刊行本》
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2013年11月 8日 光文社古典新訳文庫編集部 |

『孤独な散歩者の夢想』(ルソー/永田千奈 訳)

ホーム > Booksリスト > 孤独な散歩者の夢想

孤独な散歩者の夢想

孤独な散歩者の夢想

  • ルソー/永田千奈 訳
  • 定価(本体990円+税)
  • ISBN:75257-6
  • 発売日:2012.9.12
  • 電子書籍あり

怨嗟、愉悦、嘆き......ルソー晩年の内なる声が聞こえてくる。

作品

精神の自由な戯れ、理性と感性の狭間で浮かんでくるさまざまな想い。ここにはあの"偉人ルソー"はいない。迫害妄想に悩まされたのち訪れた平穏のなかで書かれた、ルソー最後の省察。


内容

晩年、孤独を強いられたルソーが、日々の散歩のなかで浮かび上がる想念や印象をもとに、自らの生涯を省みながら自己との対話を綴った10の"哲学エッセイ"。「思索」ではなく、「夢想」に身をゆだねたその真意は? 他作品との繋がりにも言及した中山元氏による詳細な解説が付く。


訳者あとがきより

独り言にしては声が大きい。だが、こちらに話しかけているのかどうか、定かではない。現代の場合、よくよく見れば、なんだ携帯電話、いやスマホで通話中だったのか、となるところである。本書を訳していて、ふとそんな光景が浮かんだ。偉大なる思想家を前に、現代の光景を引き合いにだして恐縮だが、『孤独な散歩者の夢想』には、対話と独り言のあいだを漂っているような印象があるのだ。自分自身との対話、ということになるのだろうか。......

永田千奈さんの『孤独な散歩者の夢想』うらあとがき

本作を訳しているあいだ、永田千奈さんの頭のなかで繰り広げられた妄想のルソーさん?!(2012.10.19up)

『孤独な散歩者の夢想』うらあとがき/永田千奈

夜のお店に行ったことはないが、ホステスさんはこんな気持ちで働いているのではないだろうか。

ある晩、年配の客がやってくる。客はルソーさんという。店のママさんによれば、「昔はえらかった」人らしい。このルソーさん、愚痴が多い。

「僕ねえ、病み上がりなんです。いや、病気じゃなくてね、転んだんです。犬にぶつかって。そしたら、皆、僕が死んだと思ったらしいんです。ひどいと思いません? 皆が僕のこといじめるんですよ。そんな、人の恨みを買うようなこと、した覚えないんですよ。それなのに......」

水割り一杯で、すでに泣きが入っている。
「僕はねえ、ほんとうに正直な人間で、嘘なんて、一回もついたことない。いや、一回だけあるか。うーん。一回だけじゃないなあ。あれ、ほかにもあるわ。うーん、どうしてだろう」

とぼとぼと考えながら帰っていったルソーさんは、翌晩もやってきた。
「あんた、スイス行ったことある? ビエンヌ湖って知ってる? 知らないよねえ。有名じゃないもん。いいとこだよ。誰もいなくて。ああ、帰りたくなっちゃったなあ。写真もないからさあ、自分で思い出すしかないんだよね」

かくしてルソーさんは何度も店に現れ、一人語っては帰っていく。植物図鑑持参で、ウツボグサについて二時間語った日もあれば、欠けた指先を見せながら、子供時代のけがについてどこか自慢げに話した日もあった。私はそれをただひらすら聞き、「うんうん、そうですよね」などと適当に相槌を打ちつつ、こっそり書きとめておく。
「僕ね、母を知らずに育ったんで、年上の女性(ひと)に弱いんです。昔、世話になったご婦人がきれいな人でねえ。僕が今あるのは、あの人のおかげですよ」
ルソーさんは老いた目に涙を浮かべていた。ハンカチを差し出す間もなく、おしぼりで涙をぬぐうと、ルソーさんは店を出て行ってしまった。


以上は『孤独な散歩者の夢想』を訳しているあいだ、私の頭のなかで繰り広げられ妄想である。その晩をさかいにルソーさんは店にこなくなった。「あの人、最近こないねー」などと言いつつ、私はそれが彼の死を意味していることを知っている。愚痴っぽい爺さんだと思ったが、その言葉にはほかの人にはない深みや重みがあり、今更ながらに、「あの人、嫌いじゃなかったなあ。もっと、お話聞きたかったなあ」などと思う、だめホステスの私がいる。ルソーさん、パンテオン(偉人廟)の住み心地はいかがですか。こんどパリを訪れることがあったら、会いにゆきますね。

Close
ジャン=ジャック・ルソー
[1712-1778] フランスの思想家。スイスのジュネーヴで時計職人の息子として生まれる。16歳でカトリックに改宗。家庭教師等をしながら各地を放浪し、大使秘書を経て、37歳で応募したアカデミーの懸賞論文『学問芸術論』が栄冠を獲得。意欲的な著作活動を始める。『人間不平等起源論』と本書『社会契約論』で人民に主権があると主張し、その思想はのちのフランス革命を導くこととなった。主著に『新エロイーズ』『エミール』『告白』など。
[訳者]永田千奈
東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。主な訳書に『ある父親』(ラカン)、『それでも私は腐敗と闘う』(ベタンクール)、『サーカスの犬』(ルーボディ)、『海に住む少女』(シュペルヴィエル)、『女の一生』(モーパッサン)などがある。
《関連刊行本》
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2013年1月31日 光文社古典新訳文庫編集部 |

『女の一生』(モーパッサン/永田千奈 訳)

ホーム > Booksリスト > 女の一生

女の一生

女の一生

  • モーパッサン/永田千奈 訳
  • 定価(本体838円+税)
  • ISBN:75226-2
  • 発売日:2011.3.10
  • 電子書籍あり

モーパッサン文学の真髄、待望の新訳!人生は生きるに値するのか?

作品

モーパッサンは感情移入を抑え、「見る」ことと「伝える」ことに徹しようとした。現実を美化せず、ありのままの自然な状態を見たとおりに描くことで自然主義文学の真髄ともいえる作品を創りだしたのだ。


内容

男爵家の一人娘に生まれ何不自由なく育ったジャンヌ。彼女にとって、夢が次々と実現していくのが人生であるはずだった。しかし現実はジャンヌを翻弄し続ける。乳姉妹(ちきょうだい)だった女中のロザリが妊娠し、その相手が自分の夫であることを知った時、彼女は過酷な現実を生き始めた----。


モーパッサン
[1850−1893] 1850年ノルマンディ生まれ。パリ大学在学中に普仏戦争に遊撃隊員として従軍。職場での苛烈な体験が、のちの厭世的な作風に大きな影響を与えたといわれる。その後海軍省に勤務。母の紹介でフローベールと知り合い、作品指導を受ける。30歳の時に発表した「脂肪の塊」が絶賛され、作家専業となり、33歳の時に発表した本作はベストセラーになった。旺盛な著作活動を続けたが、神経系の発作に襲われ、苦痛から逃れるために薬物に溺れた末、自殺未遂事件を起こしパリの精神病院にて死去。主要な作品に『ベラミ』『ピエールとジャン』など。また300を超える短篇を残した。その作品群は日本の近代文学者たちに大きな影響を与えた。
[訳者]永田千奈
東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。主な訳書に『ある父親』(ラカン)、『それでも私は腐敗と闘う』(ベタンクール)、『サーカスの犬』(ルーボディ)、『海に住む少女』(シュペルヴィエル)などがある。
《関連刊行本》
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2013年1月28日 光文社古典新訳文庫編集部 |

『海に住む少女』(シュペルヴィエル/永田千奈 訳)

ホーム > Booksリスト>海に住む少女

海に住む少女

海に住む少女

  • シュペルヴィエル/永田千奈 訳
  • 定価(本体476円+税)
  • ISBN:75111-1
  • 発売日:2006.10.12

「フランス版・宮沢賢治」ともいえる、幻想的な詩人・小説家の、短編ベストコレクション。悲しみでも苦しみでもない、切ない気持ちで胸がいっぱいになり、涙がこぼれそうになる

作品

SFであり、童話であり、ファンジーであり、寓話でもある。日本の詩人から「詩聖」と呼ばれたシュペルヴィエルの、幻想にあふれた物語は、不条理な世界で必死に生きるものたちを産み出した。その一篇一篇が読む者の感覚に響き、心にしみ込んでいく。


物語

上記作品の他に、独特な死後の世界を描いた「セーヌ河の名なしの娘」、人間の残忍さを哀しく見つめた「ラニ」、あまりにも有名な聖書の動物たちを主人公にした「ノアの箱船」、切なすぎる孤独を切り取った「牛乳のお椀」など、宝石のような全10篇を収録。


収録作品
  • 海に住む少女
  • 飼葉桶を囲む牛とロバ
  • セーヌ河の名なし娘
  • 空のふたり
  • ラニ
  • バイオリンの声の少女
  • 競馬の続き
  • 足跡と沼
  • ノアの箱舟
  • 牛乳のお椀
ジュール・シュペルヴィエル
[1884−1960]ウルグアイの首都、モンテヴィデオで生まれた。両親はフランス人。10歳のときにフランスに戻り、フランス語で書くことを選ぶ。2つの国に引き裂かれた人生から、独特の複眼的な視点による、幻想的な美しい作品を描いた。詩人、作家。詩集『重力』など。戦後日本の詩人たちに大きな影響を与え、現在に至るまで、コアなファンをもっている。
[訳者]永田千奈
東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。主な訳書に『ある父親』(シビル・ラカン)、『それでも私は腐敗と闘う』(イングリッド・ベタンクール)、『サーカスの犬』(リュドヴィック・ルーボディ)

《関連刊行本》
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2013年1月22日 光文社古典新訳文庫編集部 |

「新・古典座」通い -- vol.13 2012年9月

「光文社古典新訳文庫」を、良質な古典作品がかかる劇場に見立て、毎月新刊を紹介。その時々の街の話題と一緒に。[文 : 渡邉裕之・文筆家]
〈今月の新刊〉
『ソクラテスの弁明』(プラトン 納富信留/訳)
『孤独な散歩者の夢想』(ルソー 永田千奈/訳)
『ねじの回転』(ジェイムズ 土屋政雄/訳)


ソクラテスとギリシャ時代の裁判

ソクラテスの弁明9月の新刊紹介をするのに、ずいぶん日がたってしまいました。申し訳ありません。

この9月に出版された一冊目は『ソクラテスの弁明』(納富信留訳)、プラトンが書いた法廷弁論形式の作品。紀元前399年、ギリシャ・アテナイで行われたソクラテスを被告とした裁判を扱ったものです。

「ソクラテスは、ポリスの信ずる神々を信ぜず、別の新奇な神霊のようなもの(ダイモニア)を導入することのゆえに、不正を犯している。また、若者を堕落させることのゆえに、不正を犯している」。

ソクラテスは、このように告訴されていました。

アテナイの裁判では、まず告訴状を提出した者の告発がなされ、次にそれを受けて被告人による弁明が述べられたということです。本書は、その弁明の場を舞台として、プラトンがソクラテスの哲学を表現していくという作品です。

ソクラテスは、ご存知のように広場や宴席での対話の場を自己の思想がもっともよく駆動するステージとして考えていました。しかし、今回の場所はそれとは違う裁判という場、確かにこの哲学者も、いつもとは勝手が違い、時には戸惑いの表情も窺えます。そして結果的にソクラテスは有罪になってしまったわけですから、そこで展開された論理には、何らかの弱点が露呈されていたといってもいいでしょう。しかしプラトンはそれでも裁判というものを哲学者の思考を後世の人々に遺すのに適したメディアとして考え、『ソクラテスの弁明』を書き上げました。

この時代の裁判では、書記というものがいたのでしょうか。「速記」の起源を調べてみると紀元前400年代のギリシャの速記碑文が発見されているという記述が出てきますから、この裁判にもプラトンの弁明の言葉を記録する書記官の文書が残されていたのかもしれません。しかし、速記録があったとしても、プラトンは、自分の言葉でプラトンの思考の展開を遺しておきたかったのだと思います。

と、ここまで書いたところで、自分が、ギリシャ時代の裁判をうまくイメージできないことに気づきました。書記とか速記とか書いている時、現代の裁判所を想定してしまっている。

 

翻訳者の納富さんは「解説」で当時の裁判について説明をしています。それを理解し、本文を読んでみてもやはり自分は、『テルマエ・ロマエ』(ヤマザキマリ エンターブレイン)の主人公のようになってしまう! あの漫画は、ローマ時代の浴場設計を専門とする建築家が、現代日本の銭湯や家庭の風呂場に突如ワープしては、そこでドラマを起こし、また自分が生きている時代に戻っていくというものですが、私も読んでいるうちに、頭がワープというのかカーブというのか、現代の裁判所に立っているソクラテスを頭に描いているのです。

ここで痛感したのは、自分が現代日本で行われている裁判だけにとらわれていること、これとは違った、人が人を裁くという他の方法がまったく想像できないことでした。

恥ずかしいですが、異質の裁きの場というと、諸肌脱いで決め台詞をいう遠山の金さんのお白州しか浮かばない......後は『ヴェニスの商人』も含めて、そこでイメージしているのは、服装こそ変えていたとしても、ある一つの裁判所空間からの変形バージョンに過ぎない......情けない。

そういった自己確認をして本書を読んでみると、『ソクラテスの弁明』の弁明は、私なんかがすぐに考えてしまう最終口頭弁論とは違うことなのですね。

今、裁判を傍聴すれば、すぐにわかりますが、そこで語られる言葉は、現行の裁判制度にきっちりと象られたものです。こうした言葉と、本書のソクラテスの言葉は異質なはず。ギリシャ時代の裁判は制度が違うのですから。たとえば裁判員は500人、あるいはもっと多くの人数がいたというではないですか。 

本書の魅力はもちろんソクラテス独自の思想展開です。もうひとつ、広場や宴席での対話で、もっともよく展開していくその思考システムが、裁判の場で軋みながらも動くていくこと、その有様をシャープに描くプラトンの言葉の魅力があげられます。

さらに、私が注目したいのが、私たちの裁判とは違った制度が描かれていること。ここから私たちは、裁判制度のもっと違うあり方を考えることもできるはずです。

そういえば、「ソクラテス裁判が再開、死後2500年に名誉回復」というニュースが最近ありました。

あのオナシス財団が、公聴会をアテネで今年主催したそうです。「欧州の高名な法律家および866人の一般市民が参加」し、「審判に参加した一般市民のうち584人は、ソクラテスを無罪だと判断し、282人が有罪だと判断した」とか。それでソクラテスは「死後2500年に名誉回復」になったのです。

866人の審判! ということは、当時の裁判制度で行ったということですね。

「ソクラテス裁判が再開、死後2500年に名誉回復」>>


ルソーの散歩とパリの交通大改革

孤独な散歩者の夢想二冊目は、ルソーの『孤独な散歩者の夢想』(永田千奈訳)。これは裁判が舞台ではなく、きっかけとなって生まれたテクストとでもいうのでしょうか。1762年6月、パリの法廷は、この思想家の著書『エミール』を禁書にし、ルソーを捕らえ拘束し、パリ裁判所付属監獄に連行することを命じました。しかし、ルソーは逮捕を逃れます。本書は逃亡先のジュネーヴなどの土地を経て、パリに戻ってきたルソーの隠遁の日々から生まれたテクストです。

彼は毎日のように散歩をしていました。たとえばこんな風に。
「昨日、ビエーヴル川の岸に沿ってジャンティー方面に植物採集に行く途中、新しい大通りを歩いていたときのことだ。アンフェール通りの門が見えると、その手前で右折する。さらに、郊外のほうへと進み、フォンテーヌブロー街道を抜けてビエーヴル川に沿って広がる丘陵地帯を登って行った」

このように歩きながら、ルソーは考えを巡らします。たとえば、この道筋を自分がどうしてこう何度も繰り返して歩くのか、特に、わざわざ回り道をしている理由を考える。結果、理由は最近顔見知りになったある少年を避けてのことだったことに気づくのです。

少年とたわいのないおしゃべりをするのは、ルソーにとってはとても幸福な一時でした。しかし、あの裁判から始まった、世界から自分が迫害されているという強迫観念は、このささやかな幸福にも、陰りを見いだしてしまう。普通に楽しいことが急に嘘くさく思われ、少年に会うことが反対に苦痛となり、わざと遠回りしてしまうのでした。このあたりから幸福を享受することについての考察が始まっていきます。

本書は、このように散策と考察が入り交じった中で生まれたテクストです。そして舞台はパリ。

さてここで、パリの交通事情について書こうと思います。ご存知のように、パリは、『孤独な散歩者の夢想』から『パサージュ論』(ベンヤミン)、『ナジャ』(ブルトン)など、多くの「散策+考察作品」を生み出してきた遊歩都市です。

そして本書が書かれた1770年代から数えれば約240年間、この都市の交通形態も大きく変わっています。乗り物の変化に影響され、散歩の質も変化していきます。そうすれば「散策+考察作品」の質も当然変わってくるでしょう。

実は2000年代に入って、パリの交通事情は大きく変化してきています。

話題はいきなり自転車。2001年になってパリの自転車専用道路が全長250kmにも達したのでした! 1995年当時にはたった8kmしかなかったといいますから、パリが今、自転車というものを非常に重要視していることがわかります。さらにパリ市はレンタサイクル「ヴェリブ」を2007年に設置。これは小規模で行われていたレンタサイクルシステムをパリ全体にネットワーク化したものです(特徴としては、24時間営業、借り出しと異なる場所への返却可などがあげられる)。

パリ市は自転車だけに力を入れているわけではありません。1930年代に一度全廃されていたトラム(路面電車)を約70年ぶりに復活させました。

このあたりの話は、交通ジャーナリストの森口将之さんが書いたものから学んだものです。森口さんは、『パリ流 環境社会への挑戦』(鹿島出版会)という著作があり、パリの交通改革について大変詳しい方。

その本を読んだり、実際にお会いし話をしてわかったことは、パリは21世紀に入って、自転車、トラム、そしてセーヌを走る水上バス、電気自動車のシェアリングシステムの4本柱で、現在のガソリン自動車を中心とした交通システムから脱却しようとしていることでした。

こうした大改革の要因としては、環境問題、それから高齢者の問題が大きいようです。老人になると自動車の運転は非常に難しくなりますから。

何にしてもパリの交通形態はこれから大きく変化し、それに対応して「散策+考察作品」も変質していくでしょう。

すでに今、21世紀のジャン・ジャック・ルソーともいうべき人物が、『孤独な自転車乗りの夢想』でも書いている気がします。


ジェイムズの小説の狂わせ方

そして三冊目は、恐怖小説の古典『ねじの回転』(ジェイムズ著 土屋政雄訳)

ねじの回転人が恐怖や怪異を充分に感じとるには、小説はあまりにクールなメディアなのでしょうか。こうした物語は、まず小説というよりは、「語り」を強く読者に意識させスタートすることが多いですね。

本作も、クリスマスイブに古い屋敷で開かれたパーティーで、ダグラスという人物が怪奇譚を語りだすところから始まります。

といっても話はダグラスが経験したことではなく、彼の知人の女性家庭教師が書いた手記の朗読でした。しかも、その手記はオリジナルではなく、ダグラスが書き写したもの。

小説というシステムがすぐに動きださないように、麻薬を3本くらい打っている感じがしますね。冒頭いきなりこのくらいやられると、小説はおかしくなってきます。それから、幽霊が出てきてもちっともおかしくない形の「語り」が本格的に始まるのです。

「語り」を上手に使った恐怖小説はたくさんあると思いますが、これが「古典」の技というのでしょうか、小説の狂わせ方が相当巧妙です。

どうしてジェイムズという作家がこういうことができたのか? それは小説というものを冷静に見ていたからだと思います。

ある小説の形式に従順に従うことと、優れた人間観察ができるが故に小説の限界を知っていること、つまり小説への信奉と見限りのバランスをよく保っていたからでしょう。

小説への従属は、古びた屋敷、そこに隠された過去、その舞台にやってくる神経過敏な女性家庭教師といった、私たちが小説や映画で何度も見てきたような小説の設定によく表れています。ゴシック小説というのでしょうか、あるパターンに従うことの魅力がそこにあります。

そして設定が書き割りとも感じさせるワンパターンにも関わらず、登場人物がけっこう深い彩りで描き込まれています。たとえば主人公の女性教師の正義感と、その裏にある抑圧された性意識......ジェイムズの人間観察の力がよくわかります。

『ねじの回転』は、小説のことを冷徹な目で見ていた作家が、冒頭から小説の機能を狂わせるところから始まります。調子がおかしくなった小説は、個人の作家の手からふと離れて、人が潜在的に共有している物語へと近づきだす。その意図しなかった動きだしと、作家が周到に用意した「幽霊」や「妖怪」の登場のタイミングが、ぴったりあうと非常に怖い! 本作では、それが実際に行われています。


シュペルヴィエルの幻想世界と女性漫画家

海に住む少女既刊本は、『海に住む少女』という短編小説集を紹介しましょう。作者はジュール・シュペルヴィエルというウルグアイで生まれたフランス人作家。翻訳をしたのは永田千奈さん。

非常に透明感のある幻想世界が次々と展開される短編集だ。その中の『セーヌ河の名なし娘』は、河に身投げをして死んでしまった少女が、河から海へと流れていく様子を描いたもの。少女らしい恥じらいとエゴで水中世界に反応していく様子がとても愛くるしい。

海に着くと、そこには水死した人たちがいて水の底での会話が始まる。そこで少女は「セーヌ河の名なし娘」と呼ばれるようになる。海の中にいる人たちは、みな裸だ。その中で彼女だけは服を脱ごうとしない。少女らしい恥じらいとエゴによって。

ある日、海の中の人たちの一人、裸のおばさんが「さっさと服を脱ぎなさい!」と怒りだす。少女は逃げ出す。海の底から。

その様子はこのように描かれる。
「《名なし娘》に可愛いがられていた魚たちは、すぐに彼女についてゆくことにしました。そう、魚たちも、彼女が水面に近づくにつれて息を詰まらせ、一緒に死んでいったのです」

これで終わり。

この作家を紹介するのに、訳者の永田さんは、「フランス版・宮沢賢治」という言葉を使っている。常に悲しみを伴った幻想世界が展開される物語は、確かに賢治に似ている。私は何人かの女性漫画家の名前を思い出しました。

たとえば市川春子さん。『虫と歌』(講談社)という作品集では、最先端のバイオ技術で植物や昆虫の細胞からつくられた者と、私たちヒトとの交流が描かれる。幸福を共有する日々は、しかし続かない。その者たちは、やはり花のように夏の虫のように実に儚い。死んでしまう。ヒトが一人取り残されて物語は終わります。

儚い生物たちと一緒に過ごす日々を描く市川春子さんの漫画が好きなら、幻想世界の中の「日常」を描くシュペルヴィエルの小説も気に入ってくれるでしょう。

それから今日マチ子さんの漫画にも共振するところが。そういえばこの10月に「女の子のためのこわ〜い文芸誌」というキャッチコピーを付して『Mei』(メディアファクトリー)という雑誌が創刊された。その中に彼女が「door #1堅信礼」という作品を載せている。

ボートに乗った女学生が、水上に立っている不思議なドアに遭遇する。その扉を開けると教会が見えて、そこからキリスト教風の儀式が始まる。最後は誰も乗っていないボートが水辺に浮かんでいるところで終わる漫画だ。これなど、この短編集の表題作『海に住む少女』とものすごく世界が似ています。

シュペルヴィエルのこの作品は、大西洋に浮かぶ小さな街に住んでいる少女の物語だ。島ではない、一本の道路が海に浮かんでいて、そこに住宅と商店が立っている不思議な街だ。

そこに住むたった一人の少女は、どのように暮らしているのか? 「食料は棚のなかに、自然と湧いてくるのです」

不思議だけど、たんたんとした日々が描写されていく。時には特別なことも起きる。写真アルバムの発見。そこには自分とそっくりな女の子が写っている。また水兵の服を着た男の人。気になっているのだけど、その人たちが誰かは少女にはわからない。

ある日、一隻の貨物船が沖を通り過ぎていく。その船には物思いにふける一人の水夫が乗っている。その水夫と、海に住む少女は出会えない。会えないけれど作家は言葉で結びつけてあげる。少女が海の上に住んでる理由が語られるのだ。物語は終わり、読者は、とりかえしのつかない何かを知ってしまって哀しくなる。

この『海に住む少女』、今日マチ子さんに描いて欲しい。

それから、先に触れた雑誌『Mei』は、街の話題としても注目したい。

作家の加門七海さんや東直子さんらが小説を描き、山岸凉子さん、近藤ようこさんの漫画、そして闇歩きのオーソリティー、中野純さんがナイトハイクについて書く記事が掲載されている雑誌で、テーマは怪談だ。

先述した『ねじの回転』の紹介で、私は恐怖や怪異を充分に感じとってもらう小説では、まず「語り」を強く意識させるものが多いと書いたけれど、怪談をテーマにしたこの雑誌も当然、「語り」というものが強調されている。

「語り」で大事なのは、どんな場でどういった人が語ったのかということだが、興味深いのは、その「語り」に今という時代が色濃く浮かびあがってしまうところだ。

この雑誌の「語り」にも今が出ている。本格的な闇を失ってしまった都市空間、ペット霊園とそこに訪れる人々、オカルトマニアたちの交流の仕方......語られている中心の幽霊や妖怪は時代を越えてほとんど同じだが、反対にそのまわりには今という時代が浮遊する、そこが面白い。

2012年11月 9日 光文社古典新訳文庫編集部 |

永田千奈さん―月刊『ふらんす』連載 「対訳で楽しむ『女の一生』」12月号/1月号掲載分PDFを

月刊『ふらんす』(白水社)で10月号から始まった永田千奈さん(『海に住む少女』『女の一生』の翻訳者)の連載「対訳で楽しむ『女の一生』」の2011年12月号掲載分と2012年1月号掲載分(PDFファイル)をお届けします。
cover_france_201112.jpg■「「対訳で楽しむ『女の一生』3」
月刊『ふらんす』2011年12月号掲載
(PDFファイル510KB)>>

cover_france_201201.jpg■「「対訳で楽しむ『女の一生』4」
月刊『ふらんす』2012年1月号掲載
(PDFファイル550KB)>>




cover123.jpg 女の一生
モーパッサン/永田千奈 訳
定価(本体838円+税)
cover10.jpg海に住む少女
シュペルヴィエル/永田千奈 訳
定価(本体476円+税)

2012年1月30日 光文社古典新訳文庫編集部 |

永田千奈 Nagata China

ホーム > 翻訳者リスト>永田千奈

永田千奈 Nagata China
  • 海に住む少女
  • 女の一生
  • 孤独な散歩者の夢想
  • ひとさらい
  • クレーヴの奥方
  • 椿姫
東京生まれ。翻訳家。早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒。主な訳書に『海に住む少女』『ひとさらい』(シュペルヴィエル)、『女の一生』(モーパッサン)、『孤独な散歩者の夢想』(ルソー)、『ある父親』(シビル・ラカン)、『それでも私は腐敗と闘う』(イングリッド・ベタンクール)、『サーカスの犬』(リュドヴィック・ルーボディ)、『印象派のミューズ』(ドミニク・ボナ)などがある。

2011年9月25日 光文社古典新訳文庫編集部 |


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