「幸福な王子/柘榴の家」(ワイルド/小尾芙佐 訳) - 光文社古典新訳文庫


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幸福な王子/柘榴の家

幸福な王子/柘榴の家

  • ワイルド/小尾芙佐 訳
  • 定価(本体880円+税)
  • ISBN:75347-4
  • 発売日:2017.1.11

大人のために訳しました ビターな味わいの童話集

物語

ひたむきな愛を描く「幸福な王子」。恋する学生に身を捧げる「小夜啼き鳥と薔薇」。わがままな男と子どもたちの交流を描く「身勝手な大男」。愛の行きつく果てを示す「漁師とその魂」など、道徳的な教訓だけではないさまざまな味わいの、大人にこそ読んでほしい童話集。全9篇収録。


内容

ワイルドはこの童話集を子供たちに話して聞かせるため、(中略)書いたといわれているが、ワイルドが意図するところは、あくまでも繊細な心をもつ大人たちのためということではなかったかと思われてならない。これを読み終えたとき、わたしの大人の心が感じたままにこれを訳してみたいという思いが湧いた。(訳者)


解説

「魂の迷宮への誘い──オスカー・ワイルドの「童話」を読む」田中裕介(青山学院大学准教授)


目次
  • 幸福な王子とその他の物語
  • 幸福な王子
  • 小夜啼き鳥と薔薇
  • 身勝手な大男
  • 忠実な友
  • 非凡なる打ち上げ花火
  • 柘榴の家
  • 若き王
  • 王女の誕生日
  • 漁師とその魂
  • 星の子
オスカー・ワイルド
[1854−1900] アイルランド出身の作家・劇作家。外科医で著述業の父と、作家である母との間に次男として生まれる。自身の唱える芸術至上主義を身をもって実践し、ロンドン社交界で脚光を浴びる。29歳で結婚。『ドリアン・グレイの肖像』『サロメ』『ウィンダミア卿夫人の扇』などの話題作を発表し時代の寵児となるが、同性愛の罪で逮捕・投獄される。出獄後フランスに渡るも、3年後の1900年、パリにて客死。
[訳者]小尾芙佐
1932年生まれ。津田塾大学英文科卒。翻訳家。訳書に『闇の左手』(ル・グィン)、『われはロボット』(アシモフ)、『アルジャーノンに花束を』(キイス)、『IT』(キング)、『消えた少年たち』(カード)、『竜の挑戦』(マキャフリイ)、『夜中に犬に起こった奇妙な事件』(ハッドン)、『くらやみの速さはどれくらい』(ムーン)、『ジェイン・エア』(C・ブロンテ)、『高慢と偏見』(オースティン)ほか多数。
《関連刊行本》
『高慢と偏見(下)』(オースティン/小尾芙佐 訳)
『高慢と偏見(上)』(オースティン/小尾芙佐 訳)
『ドリアン・グレイの肖像』(ワイルド/仁木めぐみ 訳)
『ジェイン・エア(下)』(C・ブロンテ/小尾芙佐 訳)
『ジェイン・エア(上)』(C・ブロンテ/小尾芙佐 訳)
『サロメ』(ワイルド/平野啓一郎 訳)
『カンタヴィルの幽霊/スフィンクス』(ワイルド/南條竹則 訳)
「幸福な王子/柘榴の家」(ワイルド/小尾芙佐 訳)
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