ジェイン・オースティン

  • 生年:1775年
  • 没年:1817年
イギリスの小説家。ハンプシャー州スティーヴントン村の牧師一家に生まれる。兄弟が多く、ジェインは充分な学校教育は受けられなかったが、家庭教育と読書で教養を身につけた。11歳で習作を書き始め、「人生の本質は奇想天外な出来事にではなく身の周りにこそある」と、中産階級の人々の生活を好んで描いた。『高慢と偏見』は執筆から17年後の1813年に刊行され、『分別と多感』(1811)とともにたいへんな人気を呼び、時の摂政皇太子も愛読したという。当時は無名の女性が小説を出版すること自体が難しく、匿名で出版された。病気のため41歳で死去。他の長篇に『エマ』『マンスフィールド・パーク』『ノーサンガー・アビー』『説得』など。
ジェイン・オースティン