鴨長明 Kamono Choumei

  • 生年:1155年
  • 没年:1216年
随筆家・歌人。賀茂御祖神社(下鴨神社)の禰宜・鴨長継の子として生まれる。歌人として活躍し、後鳥羽院による和歌所設置に伴い、寄人に選ばれる。琵琶の名手でもあった。1204年(50歳)、 和歌所から出奔し(河合社禰宜事件)、出家近世する(法名は「蓮胤」)。『新古今和歌集』に10首入集。幼年時には保元・平治の乱、長じてからは治承・寿永の乱が起き、また多くの飢饉や火災、地震を経験した。歌論書に『無名抄』、説話集に「発心集』がある。『方丈記』の成立は58歳ごろと考えられる。
鴨長明