ジェイムズ・M・ケイン James M. Cain

  • 生年:1892年
  • 没年:1977年
アメリカ・メリーランド州で教育者の父とオペラ歌手の母との間に生まれる。大学卒業後、ジャーナリストとして活躍し、「ニューヨーク・ワールド」紙の風刺的な社説などが人気となる。1930年、政治エッセイ『われらの政府』を出版。その後ハリウッドに転居して映画の脚本家を目指すも成功せず、以降は小説家として身を立てることになる。1933年発表の短篇「冷蔵庫の赤ん坊」が人気を博して映画化されたのち、1934年の初長篇『郵便配達は二度ベルを鳴らす』が大ベストセラーとなった。本作はカミュ『異邦人』にも影響を与えたとされる。その後も『殺人保険』『セレナーデ』『ミルドレッド・ピアース』など小説を発表し、多くの作品が映画化された。
ジェイムズ・M・ケイン