ラファイエット夫人 Madame de Lafayette

  • 生年:1634年
  • 没年:1693年
マリ=マドレーヌ・ピオシュ・ド・ラ・ヴェルニュとして、フランスのパリに生まれる。父は宮廷の技術官、母は宮廷医官の娘で公爵夫人の侍女。ラテン語、イタリア語、古典文学を学び、自身も宮廷に身をおき、21歳のときラファイエット伯爵と結婚する。最初の作品『モンパンシエ侯爵夫人』が好評で、その後『ザイード』『クレーヴの奥方』を刊行(いずれも無署名)。『タンド公爵夫人』も匿名だったが、『アンリエット・ダングルテールの記録』からは著者名をラファイエット夫人とする。古典の名作と謳われ、日本の戦後文学にも大きな影響を与えた本作は、1780年から夫人の名が明記された。
ラファイエット夫人