復讐の序曲は、静かに鳴り始める

モンテ゠クリスト伯2

モンテ゠クリスト伯2

アレクサンドル・デュマ    
前山 悠  訳   
地獄を脱し、マルセイユ、そして9年後、ローマへ……
大デュマの最高傑作を、格式高く、読みやすい新訳で! 全6巻
物語
密輸船の乗組員となったダンテスは、モンテ゠クリスト島に上陸し、ファリア神父の言葉どおり莫大な財宝を発見する。それから9年後、「モンテ゠クリスト伯」を名乗る富豪が、イタリア旅行中の若い二人のフランス貴族に接近し、寛大な申し出をする……。復讐の序章となる「ローマ編」。
「そのモンテ゠クリスト伯というのはいったい、どういった方なんだ?」フランツは宿の主人に訊いた。「シチリアだかマルタだかの大富豪のようですよ。詳しくは知りませんが、ボルゲーゼ家のように高貴で、金鉱のように金持ちの方のようで」(本文より)

今後の刊行予定
第3巻 2026年8月
第4巻 2027年5月
第5巻 2028年1月
第6巻 2028年8月
目次
 読書ガイド 前山 悠
 『モンテ゠クリスト伯2』おもな登場人物しおり
アレクサンドル・デュマ    Alexandre Dumas
[ 1802 - 1870 ]    19世紀フランスの代表的作家。パリ近郊に生まれ、劇作家になることを夢見てパリへ。シャルル・ノディエに才能を見出され、ユゴー、ミュッセらと交流。1829年に上演された散文劇『アンリ三世とその宮廷』などで人気を確立。その後小説 『三銃士』、『モンテ=クリスト伯(巌窟王)』、『王妃マルゴ』なども大成功を収め、生涯500を超える作品を送り出した。豪快なまでの浪費と放蕩、『料理大辞典』を著した美食家としても知られる。『椿姫』の作者となった息子がデュマ・フィス(息子デュマの意)と呼ばれるのに対し、デュマ・ペール(父デュマ、大デュマ)と呼ばれる。
[訳者] 前山 悠    Maeyama Yu
1981年新潟県生まれ。翻訳家。パリ第七大学博士課程修了(文学博士)。訳書に『千霊一霊物語』(アレクサンドル・デュマ)、『クローデル小喜劇集』(クローデル、共訳)、『転落』(カミュ)などがある。