SFを超えた「哲学小説」!

幼年期の終わり

幼年期の終わり

クラーク    
池田真紀子  訳   

初版から36年後に書き直された新版、初の邦訳!

作品

この改稿版には、時代の趨勢にかんがみ作品の再調整をして、そのつど人類の平和のありかたを考え直す、クラークならではの未来のヴィジョンが貫かれている。(解説より)


物語

地球上空に、突如として現れた巨大な宇宙船。オーヴァーロード(最高君主)と呼ばれる異星人は姿を見せることなく人類を統治し、平和で理想的な社会をもたらした。彼らの真の目的はなにか? 異星人との遭遇によって新たな道を歩み始める人類の姿を哲学的に描いた傑作SF。


解説

巽孝之(慶應義塾大学文学部教授・英米文学専攻)


アーサー・C・クラーク   
[ 1917 - 2008 ]    イギリス生まれ。子供のころから熱烈なSFマニアだった。公務員、空軍士官を経て、1946年、短編小説「太陽系最後の日」で作家デビュー。その後『銀河帝国の崩壊』『幼年期の終わり』などの長編作を発表し、科学に関する豊富な知識を駆使したハードな作風でSF界の第一人者となる。スタンリー・キューブリックと一緒に構想した『2001年宇宙の旅』で、その名声は世界的なものに。晩年はスリランカに在住した。
[訳者] 池田真紀子    Ikeda Makiko
上智大学法学部卒業。翻訳家。訳書に『ボーン・コレクター』『コフィン・ダンサー』などリンカーン・ライム"シリーズ(ディーヴァー)、『トム・ゴードンに恋した少女』(キング)、『フロイトの雨』(マドセン)、『ファイト・クラブ』(パラニューク)、『雨の掟』(アイスラー)『幼年期の終わり』(クラーク)ほか多数。"
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