2009.08.11

野崎 歓さん訳『ちいさな王子』リーディング公演のお知らせ

光文社古典新訳文庫に収録されている野崎 歓さん訳『ちいさな王子』のリーディング公演が軽井沢で開催されます。 朗読者は、幸田弘子さん。わが国の舞台朗読の第一人者といわれています。一般には、樋口一葉の作品、さらに『源氏物語』の原文朗読者としてよく知られ、多くのファンに支持されています。 「幸田弘子が読む 美しい日本語の世界 in 軽井沢」  主 催:信濃毎日新聞社  日 時:8月20日(木)午後14時開演(13時30分開場)  会 場:軽井沢大賀ホール  入場料:4,000円(当日4,500円)税込、全席指定 <未就学児入場不可>  お申し込みは主催者ホームページをご参照ください。 ◆第1部◆ 朗読:堀 辰雄・立原道造の詩など   朗読:幸田弘子 歌曲:「六つの浪漫」より"風をみたひと"、 "草に寝て..."「夢みたものは」「日記帳」「落葉松」 ソプラノ独唱:萩原みか  ピアノ:小島慶子  ◆第2部◆ 朗読:サン・テグジュペリ作 野崎 歓訳「星の王子さま」(ちいさな王子) 朗読:幸田弘子  音楽:山口博史と仲間たち 幸田弘子さんの宿願だった作品を、光文社古典新訳文庫・野崎 歓さん訳をもとに構成。 フランス的で繊細な作風で知られる、国立音大教授で芸大講師・山口博史さんの作曲による室内楽の書き下ろし作品とともに上演します。 《幸田弘子さんプロフィール》 NHK放送劇団の出身で、テレビやラジオ、舞台でも活躍。長年の功績に対し、紫綬褒章、芸術選奨文部大臣賞、毎日芸術賞、芸術祭賞などを受賞。現在は「彩の国」で『源氏』原文朗読を、七年がかりで進行中。宮沢賢治、泉鏡花、内田百閒など、日本の古典のほかに、コクトーやシュペルヴィエルなど海外作品も舞台朗読で上演している。光文社からは『朗読の楽しみ』という本を刊行、順調に版を重ねている。
また、10月23日には(午後2時、午後7時)・東京の紀尾井ホールにて、「無垢の旅・永遠の旅」をテーマに、前半は芭蕉の「奥の細道」を断章として、後半に「ちいさな王子」をメインとしてとりあげる公演も予定しています。 こちらも、山口博史さんの同じ書き下ろし室内楽と共に上演されます。 cover02.jpg ちいさな王子 サン=テグジュペリ 作/野崎 歓 訳 定価605円(税込み)