2010.07.20

ラテンアメリカ文学研究者・翻訳家 野谷文昭氏、会田由翻訳賞受賞!

photo_noya01.jpgラテンアメリカ研究の第一人者として、また文芸評論でも知られる野谷文昭氏が、2010年度の会田由(あいだ・ゆう)翻訳賞を受賞されました。おめでとうございます! 同賞は、『ドン・キホーテ』ほか数多くの翻訳に功績のあった故会田由氏を記念して、財団法人日本スペイン協会により1975年に創設されたもので、優れたスペイン語訳と和訳の訳者に贈られる歴史ある翻訳賞です。 野谷氏は、20世紀中葉に始まったラテンアメリカ小説の〈ブーム〉で中軸的な役割を演じたガルシア・マルケス、マヌエル・プイグ、アルフレド・ブライス・エチェニケらの長篇や、ラテンアメリカ現代詩を代表するオクタビオ・パス、パブロ・ネルーダらの詩篇を翻訳紹介なさってきました。また、ほぼ同時代のスペインでサルバドール・ダリとともにシュルレアリスム映画の基礎を築いたルイス・ブニュエルの知られざる作品の数々の翻訳紹介にも力を尽くされてきました。今回の授賞は、この多方面にわたる業績に対するものです。 授賞式は、7月24日に行なわれます。 詳細は、日本スペイン協会HPへ。 cover_ex01.jpg カフェ古典新訳文庫 Vol.1 光文社翻訳編集部 編  定価(本体648円+税)