2011.07.06

松永美穂さん、永田千奈さん―新刊のお知らせ

松永美穂さん(『車輪の下で』の訳者)、永田千奈さん(『海に住む少女』『女の一生』の訳者)の新刊のお知らせです。

新潮社のサイトでは、『週末』の冒頭の"立ち読み"や中村文則さんの書評も読めます。

『週末』 ベルンハルト・シュリンク/著  松永美穂/訳 新潮社 2011年6月30日発売 価格:1,995円(税込み)
cover_matunaga_201107.jpgかつてテロリストだった男が、二十年ぶりに出所した週末。
赤軍派テロを首謀した男が、恩赦を受けて出所した。旧友たちの胸に甦る、失われた恋、裏切り、自殺した家族の記憶。あのとき彼らが正しいと信じた闘争は、いくつもの人生を決定的に損なった。明らかになる苦い真実と、やがて静かに湧き上がる未来への祈り――。世界的ベストセラー『朗読者』の著者が描く、「もう一つの戦争」の物語。

『ヒトラー『わが闘争』がたどった数奇な運命』 アントワーヌ・ヴィトキーヌ/著  永田千奈/訳 河出書房新社 2011年5月23日発売 価格:2,940円(税込み)
cover_nagata_201107.jpg『わが闘争』は1925年に世に出てから120万のドイツ人が読んだ。読者はなぜヒトラーの真意に気がつかなかったのか? その思想は今でも生き延びているのか? 資料を徹底的に駆使した名著。
●中日新聞/東京新聞の書評欄で取り上げられています↓ 評者は鈴木直さん(東京経済大学教授)です。記事はこちら>>