2013.09.13
高遠弘美さん、森田成也さん、丘沢静也さんー新刊のお知らせ
三百有余年になんなんとする文楽の歴史上、最高齢の太夫の至藝。十年以上にわたり日本各地での住大夫の公演を「おっかけ」続けたフランス文学者が文楽の歴史上、不世出の「名人」が辿りついた至高の境地に肉迫する。
「私たちは歩きたい。そのためには摩擦が必要だ。ざらざらした地面に戻ろう!」―自らの哲学を、日常言語の働きの理解に向かって大きく転換させたヴィトゲンシュタインの主著『哲学探究』が、清新な訳文によって格段に近づきやすいものとなった。遺稿にさかのぼって新たなテクスト整備がほどこされた新校訂のエディションにもとづく待望の新訳。