2014.04.11

対話による<世界文学入門>講義 ロジャー・パルバースさん×沼野充義さん「驚くべき日本語、素晴らしいロシア語(そして英語、ポーランド語も)―文化と翻訳と越境をめぐって―」

ロジャー・パルバースさんを迎えて 沼野充義教授との対話による<世界文学入門>講義 
「驚くべき日本語、素晴らしいロシア語(そして英語、ポーランド語も)
 ―文化と翻訳と越境をめぐって―」

東京大学文学部スラヴ語スラヴ文学・現代文芸論研究室での本講義は、大学院スラヴ文学演習の一環として行われるものですが、専門的関心をお持ちの方のご来聴を歓迎します。ただし、少人数のセミナー形式で行うため、満席の場合は立ち見をお願いすることもありますのであらかじめご諒承ください。(対話は日本語で行われます)

《日時》4月18日(金)午後4時40分~6時20分
《場所》東京大学本郷キャンパス文学部3号館7階スラヴ語スラヴ文学演習室
《マップ》本郷キャンパス文学部3号館
《アクセス》東京都文京区本郷7-3-1
地下鉄丸ノ内線・大江戸線「本郷3丁目」/南北線「東大前」などから徒歩10分
《問い合わせ先》東京大学文学部現代文芸論研究室 
電話・Fax:03-5841-7955/Email:genbun(@マーク)l.u-tokyo.ac.jp
《主催》東京大学文学部現代文芸論研究室・スラヴ語スラヴ文学研究室 光文社
《協力》一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC) 一般財団法人光文文化財団
[プロフィール]
ロジャー・パルバース(Roger Pulvers)
1944年 生まれ。アメリカ出身、現在オーストラリア在住の作家、劇作家、演出家。元東京工業大学教授、同大学世界文明センター長。英語を母語としながら、日本語、ロシア語、ポーランド語に通じ、それぞれの言語文化に関わる仕事を多面的かつエネルギッシュに展開してきた。著作も英語だけでなく、日本語でも行っている。映画『戦場のメリークリスマス』で助監督を務め、その後、演出家として演劇活動にも携わる。長篇小説や短篇集、戯曲、随筆集、翻訳などにわたり、日本語と英語で25冊の著書がある。2013年、宮澤賢治詩集の英訳で第19回野間文芸翻訳賞受賞。主な小説に『ウラシマ・タロウの死』『旅する帽子 小説ラフカディオ・ハーン』、『ライス』、自伝『アメリカ人をやめた私 視線は地平をこえて』、近著に『もし、日本という国がなかったら』、『賢治から、あなたへ 世界のすべてはつながっている』、『驚くべき日本語』など。
沼野充義(ぬまの みつよし)
1954年、東京都生まれ。文芸評論家。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(現代文芸論・スラヴ語スラヴ文学研究室)。ロシア・ポーランド文学。著書に『屋根の上のバイリンガル』、『ユートピアへの手紙―世界文学からの20の声』、『W文学の世紀へ-境界を超える日本語文学』、『徹夜の塊 亡命文学論』(2002年サントリー学芸賞受賞)、『ユートピア文学論-徹夜の塊』(2003年読売文学賞受賞)、『世界は文学でできている-対話で学ぶ<世界文学>連続講義』(編著)、『世界文学から/世界文学へ 文芸時評の塊1933-2011』など。訳書にシンボルスカ『終わりと始まり』、レム『ソラリス』、ナボコフ『賜物』、チェーホフ『新訳 チェーホフ短篇集』など。