2014.09.11

~10代から出会う翻訳文学案内~<新・世界文学入門>「沼野教授と読む世界の日本、日本の世界」series4 第一回特別篇 いまだから、文学だからこそできること

東京大学教授・沼野充義先生をホストとして、〈世界文学〉という新しい視点から読書の提案を行ってきた連続トーク・イベント<新・世界文学入門>。過去三回のシリーズは、第一回目が『世界は文学でできている』、第二回目が『やっぱり世界は文学でできている』(いずれも沼野充義編著、光文社刊)として書籍化されました。三回目は年内刊行の予定で、ただいま鋭意準備が進んでいます。

今回は「文学のなかの子ども」をメイン・テーマとして行う第四回目シリーズの <特別編>。個人編集の「世界文学全集」や「日本文学全集」を手掛けるなど、例を見ないユニークな活動を続ける、小説家・詩人・翻訳家の池澤夏樹さんをゲストに、「いまだから、文学だからこそできること」をテーマに、広く<世界文学>の現在について語っていただきます。ぜひご参加ください。

*今回のシリーズでは、今後のゲストとして、作家の小川洋子さん、翻訳家の青山南さん、岸本佐知子さんをお迎えする予定です。どうぞお楽しみに。

〜10代から出会う翻訳文学案内〜
<新・世界文学入門>「沼野教授と読む世界の日本、日本の世界」series4 
第一回特別篇 いまだから、文学だからこそできること
《日時》2014年10月12日(日)14:00~16:00
《会場》千代田区一橋講堂2F 中会議場3・4 ■会場地図
《ゲスト》池澤夏樹さん(小説家、詩人、翻訳家)
《ホスト》沼野充義さん(文芸評論家、翻訳家、東京大学教授)
【申込方法】定員200名。参加費無料。
下記申込フォームよりお申込みください。先着順にて参加者募集中です。
一般財団法人 出版文化産業振興財団(JPIC)お申し込みページ
【お問い合わせ】一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)
Email:info@jpic.or.jp TEL: 03-5211-7282(平日10:00~17:00)
主催:一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)
協力:東京大学文学部現代文芸論研究室 一般財団法人光文文化財団
協賛:株式会社光文社
*子どもゆめ基金(独立行政法人国立青少年教育振興機構)助成活動
[プロフィール]
ホスト/沼野充義(ぬまの みつよし)さん
1954年生まれ。文芸評論家。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(現代文芸論・スラヴ語スラヴ文学研究室)。専門はロシア・ポーランド文学。著書に『屋根の上のバイリンガル』、『W文学の世紀へ』、『徹夜の塊 亡命文学論』(サントリー学芸賞)、『ユートピア文学論』(読売文学賞)、『世界文学から/世界文学へ 文芸時評の塊1993-2011』『世界は文学でできている-対話で学ぶ<世界文学>連続講義』1~2(編著)、訳書にシンボルスカ『終わりと始まり』、ブロツキイ『私人―ノーベル賞受賞講演』、レム『ソラリス』、ナボコフ『賜物』、チェーホフ『新訳 チェーホフ短篇集』、『かもめ』など。海外文学の紹介に加え、日本文学の海外への紹介にも積極的に取り組んでいる
ゲスト/池澤夏樹(いけざわ なつき)さん
1945年生まれ。小説家。詩人。翻訳家。著書に『スティル・ライフ』(芥川賞)、『母なる自然のおっぱい』(読売文学賞)、『マシアス・ギリの失脚』(谷崎潤一郎賞)、『楽しい終末』(伊藤整文学賞)、『ハワイイ紀行』(JTB出版文化賞)、『花を運ぶ妹』(毎日出版文化賞)、『すばらしい新世界』(芸術選奨文部科学大臣賞)、『言葉の流星群』(宮沢賢治賞)、『イラクの小さな橋を渡って』『憲法なんて知らないよ』『静かな大地』(司馬遼太郎賞)、『世界文学を読みほどく』(親鸞賞)、『パレオマニア』(桑原武夫学芸賞)など。2010年には『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』(河出書房新社)の編纂で毎日出版文化賞および朝日賞を受けた。2014年11月には同社より『池澤夏樹=個人編集 日本文学全集』の刊行が始まる。

『世界は文学でできている 対話で学ぶ<世界文学>連続講義

  • 沼野充義 (編著) リービ英雄/平野啓一郎/ロバート キャンベル/
    飯野友幸/亀山郁夫
  • 定価(本体1,700円+税)
  • 発売日:2012.1.17
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『やっぱり世界は文学でできている 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義2

  • 沼野充義(編著) 亀山郁夫/野崎 歓/都甲幸治/綿矢りさ/
    楊逸/多和田葉子
  • 定価(本体1,800円+税)
  • 発売日:2013.11.15