『50人に聞きました!老いも若きもまずはこの1冊から はじめての海外文学フェア』丸善津田沼店の酒井七海さん発案のこの企画、丸善津田沼店だけでなく全国各地の書店でも続々開催が決まっています。
そもそもこの企画を思いついたのは、
「海外の本が子どものときから大好きで、よく親しんできました。 でも、実際に書店員になってからは、海外文学ってこんなにも売れないのだということを知り、なんとかならないだろうかと考えてきました。」
という酒井さんの海外文学への熱情から。そこで、独自のネットワークを駆使して50人の海外文学目利きに「海外文学作品まずこの1冊」を推してもらうことにしたそうです。
推薦人には、古典新訳文庫でお世話になっている小川高義先生のお名前も。そして当編集部編集長の駒井も1冊推薦させてもらっています。沼野充義先生訳の『新訳 チェーホフ短篇集』(集英社)です。
古典新訳文庫のラインナップからは池田真紀子さんによる新訳『郵便配達は二度ベルを鳴らす』(ケイン)を河出書房新社の片山郁さんに推していただいています。ちょうど同時期に新潮文庫から刊行された田口俊樹さんの新訳と一緒に。
このフェアを企画したきっかけを綴った酒井七海さんのテキスト、50人の推薦人のお名前は「翻訳ミステリー大賞シンジケート」のウェブサイトに掲載中です。
上記のページにフェア開催が決定している店舗情報もありますので、ぜひお近くの開催店舗にお立ち寄りください。
新たに「石川県・うつのみや書店 野々市上林店( 2/10〜開催予定)」と「茨城県・未来屋書店 水戸内原店(2月開催予定)」での開催も決まり、もう数店舗追加の予定も。店頭のフェア小冊子は飛ぶようになくなっているとのこと。必読アイテムです!