2015.11.01

10代から出会う翻訳文学案内 <新・世界文学入門>「沼野教授と読む世界の日本、日本の世界」27年度の開催決定。第1回のゲストは張競さん

文芸評論家・外国文学者・翻訳家として多大な活動を展開してきた沼野充義さんが、「世界文学」の考え方を、多彩多様なゲストとの対話を通して、具体的に吟味、検討する『世界は文学でできている』の連続対談シリーズ。27年度の開催が決定しました。第1回はゲストに張競さん(比較文学者、明治大学教授)をお迎えして開催します。

今年度は残り3回の開催を予定しています。第2回目以降の詳細は決定次第お知らせします。

過去3回のシリーズは、『世界は文学でできている』、『やっぱり世界は文学でできている』、『それでも世界は文学でできている』(沼野充義編著)として書籍化しています。文学は人間にとってお金よりも権力よりも大事なものである、と納得できる究極の読書ガイドです!

〜10代から出会う翻訳文学案内〜
<新・世界文学入門>「沼野教授と読む世界の日本、日本の世界」 
第1回「海を越える日本文学 ――日中文学交流の現在――」
《ゲスト》張競さん(比較文学者、明治大学教授)
《ホスト》沼野充義さん(文芸評論家、翻訳家、東京大学教授)
《日時》 2015年11月28日(土)14:00〜16:00
《会場》東京大学本郷キャンパス 法文1号館1階113教室
【申込方法】参加費無料
下記ページからお申込みください。先着順にて参加者募集中です。
一般財団法人 出版文化産業振興財団(JPIC)お申し込みページ
【お問い合わせ】一般財団法人出版文化産業振興財団(JPIC)
Email:info@jpic.or.jp TEL: 03-5211-7282(平日10:00〜17:00)
[プロフィール]
ホスト/沼野充義さん
文芸評論家。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(現代文芸論・スラヴ語スラヴ文学研究室)。専門はロシア・ポーランド文学。著書に『世界は文学でてきている‐対話で学ぶ<世界文学>連続講義』(編著)、『世界文学から/世界文学へ 文芸時評の塊1993-2011』など。
ゲスト/張競さん
1953年上海生まれ。比較文学・文化史学者。明治大学教授。専門は日中比較文化論。華東師範大学を卒業後、同大の助手を経て来日。1986年に東京大学に入学し、1991年同大学院総合文化研究科比較文学比較文化専攻博士課程修了。博士(学術)。國學院大学助教授などを経て、2008年から明治大学国際日本学部教授。1993年『恋の中国文明史』で読売文学賞、1995年博士論文『近代中国と「恋愛」の発見』でサントリー学芸賞を受賞。主な著書に『美女とは何か―日中美人の文化史』『「情」の文化史 中国人のメンタリティー』『海を越える日本文学』『異文化理解の落とし穴―中国・アメリカ・日本』『夢想と身体の人間博物誌: 綺想と現実の東洋』『詩文往還 戦後作家の中国体験』などがある。

《関連刊行本》
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それでも世界は文学でできている
対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義3

  • 沼野充義/編著
  • 定価(本体1,700円+税)
  • 発売日:2015.03

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やっぱり世界は文学でできている
対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義2

  • 沼野充義/編著
  • 〈ゲスト〉亀山郁夫/野崎 歓/都甲幸治/綿矢りさ/楊逸/多和田葉子
  • 定価(本体1,800円+税)
  • ISBN:97759-7
  • 発売日:2013.11.15
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世界は文学でできている
対話で学ぶ<世界文学>連続講義

  • 沼野充義/編著
  • 〈ゲスト〉リービ英雄/平野啓一郎/ロバート キャンベル/飯野友幸/亀山郁夫
  • 定価(本体1,700円+税)
  • 発売日:2012.1.17