2019.11.13

これから出る本(2019年12月・2020年1月)

《2019年12月刊》
『ラ・ボエーム』(アンリ・ミュルジェール/辻村永樹訳)

1840年代パリを舞台に、詩人ロドルフ、音楽家ショナール、画家マルセル、哲学者コリーヌらの自由放埒な生活を描く小説。貧乏芸術家たちの恋、笑い、議論で綴られる生の真髄! オペラ『ラ・ボエーム』、ミュージカル『レント』などの原作。

『賭博者』(ドストエフスキー/亀山郁夫訳)

ドイツの観光地に滞在する将軍家の家庭教師アレクセイは、ルーレット賭博に魅了され、取り憑かれたように勝負に出るのだが……。賭博にのめり込んでいく人間の狂気と破滅していく人間の深層心理を鋭く描き出した〝自伝的〟作品。


《2020年1月刊》
『戦争と平和1』(トルストイ/望月哲男訳)

19世紀初頭のナポレオン戦争の時代を舞台に、ロシア貴族の興亡からロシアの大地で生きる農民に至るまで、国難に立ち向かう人びとの姿を描いたトルストイの代表作。「あらゆる小説の中でもっとも偉大な作品」(モーム)と呼ばれる一大叙事詩。

『アラバスターの壺/女王の瞳 ルゴーネス幻想短編集』(レオポルド・ルゴーネス/大西亮訳)