2020.05.13

これから出る本(2020年6月・7月)

《2020年6月刊》
『ほら吹き男爵の冒険』(ビュルガー/酒寄進一訳)

東西南北、海や地底、そして月世界にまでも……。かのミュンヒハウゼン男爵はいかにして、世界各地を旅し、八面六臂、英雄的な活躍をするに至ったのか。その奇妙奇天烈な体験が、彼自身の口から語られる! 有名なドレの挿画もすべて収録。

『消えた心臓/マグヌス伯爵』(M・R・ジェイムズ/南條竹則訳)

中世の大聖堂や僧院などゴシック趣味満点の舞台を背景に、不気味なものの怪しさがクライマックスの恐怖へと達する作品を数々発表し、「英国が生んだ最高の怪談作家」と呼ばれるジェイムズの怪談集。「消えた心臓」「マグヌス伯爵」など9編収録。


《2020年7月刊》
『ミミズによる腐植土の形成』(ダーウィン/渡辺政隆訳)

『ミドルマーチ3』(ジョージ・エリオット/廣野由美子訳)

カソーボン夫妻とウィルの三角関係が思わぬ形で終局を迎える一方、リドゲイトとロザモンドの夫婦間にも経済問題から亀裂が入る。また、バルストロードの暗い過去が明らかになり……。人間模様にさらなる陰影が刻まれる第3巻。(全4巻)