2020.08.06

これから出る本(2020年9月・10月)

《2020年9月刊》
『戦争と平和3』(トルストイ/望月哲男訳)

妻リーザの死後、田舎の領地で隠棲していた失意のアンドレイは、ペテルブルグでのパーティでナターシャと再会。その生命力あふれる魅力に救われ、結婚を決意するのだが、ナターシャはその若さゆえに約束を待ちきれずに過ちを犯してしまう……。

『オルラ/オリーヴ園 モーパッサン傑作選』(モーパッサン/太田浩一訳)

ルーアンの街に住む男が精神に変調をきたし、妄想と狂気に呑み込まれていくさまを描いた「オルラ」。愛した女優に裏切られた若き日の思い出を浄化し、穏やかに過ごす老司祭のもとに、ある日一人の若者が訪ねてくる「オリーヴ園」など8篇を収録。


《2020年10月刊》
『現代の英雄』(レールモントフ/高橋知之訳)


《続刊》
『キム』(キプリング/木村政則訳)

十九世紀後半のインド。当地で生まれ育った英国人の少年キムが、激動の時代に国内を旅しながら、多彩な背景を持つ人々とともに力強く生きていく姿を描いた冒険・成長小説。英国人で初めてノーベル文学賞を受賞した作家の代表作の一つ。