2022.06.14

これから出る本(2022年7月・8月)

《2022年7月刊》
『田舎医者/断食芸人/流刑地で』(カフカ/丘沢静也訳)

猛吹雪のなか、往診に向かった先で診た患者とその家族とのやり取りを描く「田舎医者」。人気凋落の断食芸を続ける男「断食芸人」。奇妙な機械で死刑執行がおこなわれている島を舞台にした「流刑地で」など、生前に発表した短編から8編を収録。

『アルハンブラ物語』(W・アーヴィング/齊藤昇訳)

アメリカ公使館書記官として訪れたアルハンブラ宮殿の美しさに魅了された作家アーヴィングによる旅行記。かつての住人、ムーアの王族の栄光と悲嘆の歴史を題材に詩情豊かに綴った物語世界は、発表以来、ヨーロッパに一大ブームを巻き起こした。

《2022年8月刊》
『毛皮を着たヴィーナス』(マゾッホ/許 光俊 訳)

夢見がちな青年ゼヴェリンは美しい寡婦ヴァンダに魅了され、彼女に女王としての理想の女性像を求めていく。そして奴隷となる契約まで結び、彼女による残酷な扱いにその身を委ねていくが......。かの「マゾヒズム」の由来となった著者の代表作。