2023.11.14

これから出る本(2023年12月・2024年1月)

《2023年12月刊》
『カーミラ レ・ファニュ傑作選』(レ・ファニュ/南條竹則 訳)

舞台はオーストリアの暗い森にたたずむ古城。恋を語るように甘やかに、妖しく迫る美しい令嬢カーミラに魅せられた少女ローラは、日に日に生気を奪われ、蝕まれていく……。ゴシック小説の第一人者レ・ファニュの表題作を含む六編を収録。

 

《2024年1月刊》
『好色五人女』(井原西鶴/田中貴子 訳)

〝お夏清十郎〟や〝八百屋お七〟など、実際の事件をもとに西鶴が創り上げた極上のエンターテインメント小説五作品。恋愛不能の時代ともいうべき令和の世にこそ響く、性愛と「義」の物語。恋に賭ける女たちのリアルを、臨場感あふれる新訳で!

 

《続刊》
『若きウェルテルの悩み』(ゲーテ/酒寄進一 訳)

ウェルテルは恋をした。許嫁のいるロッテに。故郷の友への手紙に綴るのは、ロッテと過ごす日々と溢れんばかりの生の喜び。その叶わぬ恋の行きつく先とは……。ドイツ文学、否、世界文学史に燦然と輝く青春文学の傑作。身悶え不可避の不朽の名作。