2023.12.02

【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#97 ヴァンパイア文学の代名詞、ブラム・ストーカー『ドラキュラ』の真の魅力 訳者・唐戸信嘉さんを迎えて 

唐戸信嘉さん吸血鬼、ヴァンパイアと聞いて、誰もがまず思い浮かべる名前といえば、「ドラキュラ」でしょう。さまざまな映画やアニメにも登場し、日光を避けて棺桶に眠り、ニンニクや十字架を嫌う典型的なキャラクターはおなじみです。しかし、その大本となった原作小説を読んだことがある人は実は多くはないのではないでしょうか。

というのも原作はかなり分量の多い作品で、今年10月に発売された光文社古典新訳文庫版でも800ページを超える大著となっています。とはいえ、今回の読みやすい新訳により、この小説のダイナミックな展開や、登場人物たちの心理がより明快になり、原作により親しみやすくなりました。

今回の読書会では、訳者の唐戸信嘉さんに、本作の魅力をたっぷり語っていただきます。また今回の『ドラキュラ』は、8月刊のゴーティエ『死霊の恋/化身』に始まり12月刊レ・ファニュ『カーミラ』へと連なる、光文社古典新訳文庫の吸血鬼文学連続刊行企画のうちの一作です。『ドラキュラ』以前・以後の吸血鬼文学の系譜についても、唐戸さんに詳しく解説していただきます。

(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会 #97
ヴァンパイア文学の代名詞、ブラム・ストーカー『ドラキュラ』の真の魅力 訳者・唐戸信嘉さんを迎えて
『ドラキュラ』ブラム・ストーカー/唐戸信嘉 訳
《日時》2023年12月21日(木)19:00~20:30
《会場》Zoom(オンライン)
《参加費》無料
《参加方法》2023年12月2日(土)~2023年12月21日(木)18:30の間、紀伊國屋書店ウェブストアにて、参加お申し込みを承ります。 ※ご案内メールを当日までにメールでご連絡します。メール配信日:12月18日・21日の2回
お申し込みについて、詳しくは 紀伊國屋書店ウェブサイトをご覧ください
[唐戸信嘉(からと・のぶよし)さんプロフィール]
1980年生まれ。立教大学大学院文学研究科博士課程修了。博士(文学)。白鷗大学准教授。研究分野はイギリス文学。著書に『ゴシックの解剖──暗黒の美学』、共著書に『鳥と人間をめぐる思考』など。訳書に『オリバー・ツイスト』(ディケンズ)、『ロビンソン・クルーソー』(デフォー)がある。
唐戸信嘉さんのプロフィール詳細(光文社古典新訳文庫での訳書一覧)
[駒井稔(こまい・みのる)さんプロフィール]
1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。’79年光文社入社。広告部勤務を経て、’81年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。’97年に翻訳編集部に異動。2004 年に編集長。2年の準備期間を経て’06年9月に古典新訳文庫を創刊。10年にわたり編集長を務めた。著書に『いま、息をしている言葉で。――「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、『文学こそ最高の教養である』『編集者の読書論』(光文社新書)、『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)がある。