2025.10.08

これから出る本(2025年11月・12月)

《2025年11月刊》
『ボヴァリー夫人』(フローベール/太田浩一 訳)

田舎町の医者シャルルとの平凡で退屈な結婚生活にエマは倦んでいた。彼女はやがて夫の目を盗んで情事を重ね、浪費のすえ莫大な借金を抱えてしまい……。近代フランス文学を代表する傑作を、作家の深意、意向を反映させた新訳で贈る。

椿説弓張月ちんせつゆみはりづき4』(曲亭馬琴/葛飾北斎 画/菱岡憲司 訳)

王位継承をめぐる争いで 廉夫人れんぶにん、忠臣の毛国鼎もうこくていらは命を落とした。そして寧王女ねいわんにょの絶体絶命の危機を救った為朝は、曚雲もううんを討つべく南風原はえばるへと赴き、利勇りゆうと対面する……。曚雲、利勇、為朝の、知略と謀略がぶつかり合う三つ巴の戦い。

《2025年12月刊》
椿説弓張月ちんせつゆみはりづき5』(曲亭馬琴/葛飾北斎 画/菱岡憲司 訳)

『ノーサンガー・アビー』(オースティン/唐戸信嘉 訳)

ゴシック小説に夢中な十七歳のキャサリンは、社交界デビューした舞踏会で、魅力的なティルニー氏と知り合う。 彼の自宅に招かれて行ってみると、そこは小説に登場するような古い僧院だった! 夢見がちな女子の成長・恋愛小説。