2025.11.12

これから出る本(2025年12月・2026年1月)

《2025年12月刊》
椿説弓張月ちんせつゆみはりづき5』(曲亭馬琴/葛飾北斎 画/菱岡憲司 訳)

絶体絶命の危機を脱出した為朝と白縫王女しらぬいわんにょ巴麻島はましまへと渡り、神仙の導きで舜天丸すてまると家来の紀平治と再会する。そしてふたたび首里を攻めて曚雲もううんと雌雄を決する。登場人物それぞれの因縁とその後がすべて明かされる最終巻。全5巻完結。

『ノーサンガー・アビー』(オースティン/唐戸信嘉 訳)

ゴシック小説に夢中な十七歳のキャサリンは、社交界デビューした舞踏会で、魅力的なティルニー氏と知り合う。 彼の自宅に招かれて行ってみると、そこは小説に登場するような古い僧院だった! 夢見がちな女子の成長・恋愛小説。

《2026年1月刊》
『モンテ゠クリスト伯2』(アレクサンドル・デュマ/前山悠 訳)

『まじめが肝心/レイディ・ウィンダミアの扇』(ワイルド/河合祥一郎 訳)

ワイルドが喜劇作家としての絶頂期に書いた2作を収録。最高傑作ともいわれる『まじめが肝心』は、「ノーカット四幕の完全版」を、初演時発表の初版との異同もわかる体裁で本邦初訳。両作品とも絶妙な話のこじれ具合とオチが楽しめる。