ウラジーミル・ナボコフ Владимир Набоков

  • 生年:1899年
  • 没年:1977年
ロシア出身の多言語作家。サンクト=ペテルブルクの貴族の家庭に生まれる。1919年、革命を避けて出国。'20年代から、ベルリンやパリのロシア語新聞、雑誌に「シーリン」の筆名で作品を寄稿し始め、短編から中編、長編と数多くの作品を刊行し、またフランス語、英語での創作にも手を染めた。'37年、ナチス支配のドイツを逃れ、フランスに移住。'40年にはアメリカに移住した。英語で執筆され、'58年にアメリカで刊行した『ロリータ』は大きな話題となり世界的名声を獲得した。'77年、風邪を悪化させ気管支炎となり、ローザンヌの病院で死去。主な作品に『賜物』『アーダ、あるいは情熱ーある家族の年代記』など。また翻訳も多数ある。
 ウラジーミル・ナボコフ