ナサニエル・ホーソーン Nathaniel Hawthorne

  • 生年:1804年
  • 没年:1864年
マサチューセッツ州セイラム生まれ。清教徒の古い家系に生まれ、先祖はクエーカー教徒への迫害や、「魔女裁判」の判事だったことで知られる。作家を志して1837年、短編集『トワイストールド・テールズ』を出版。翌々年ボストン税関に就職するが、政変の影響によって失職する。その後、理想主義的な実験村ブルック・ファームに参加するも幻滅して脱退。セイラム税関に就職し、再び政変で解任された翌1850年、本書を発表して文名をあげた。第14代大統領ピアスと親交があり、1853年リヴァプール領事として渡英ののち、フランス、イタリアへ旅して、アメリカへ帰った。ニューイングランドの精神を最もよく伝える作家である。子供向けの『子供のための伝記物語』『ワンダーブック』も名高い。
ナサニエル・ホーソーン