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スッタニパータ ブッダの言葉

スッタニパータ ブッダの言葉

今枝由郎  訳   
最古の仏典を、難解な仏教用語を使わず平易な日常語で全訳。
作品
インド北部に生まれた王子は、人の苦しみを乗り越える道を探るべく、29歳で裕福な生活を捨て、修行の旅に出る。そして6年ののちに「目覚めた人」すなわちブッダとなると、残りの生涯を説法に捧げた。人々の質問に答え、有力者を教え諭すブッダのひたむきさが、いま鮮やかに蘇る完訳。
内容
改めて認識すべきことは、ブッダのことばを初めて耳にした人たちは誰一人として仏教徒ではなかったということです。ブッダは、耳で聞いてわかる、やさしい日常語で、あらゆる階層、境遇の人々に話しかけました。けっして「仏陀」、「沙門」、「煩悩」、「涅槃」といったとっつきにくい難解な用語ではありませんでした。(訳者)
目次
  
訳者によるまえがき
スッタニパータ
  • 第一 蛇の脱皮の章
  • 第二 小さな章
  • 第三 大きな章
  • 第四 八詩頌の章
  • 第五 彼岸に到る道の章

一 蛇の脱皮

二 牛飼いダニヤ

さい つの

四 耕作者バーラドヴァージャ

五 鍛冶工チュンダ

六 破滅

七 賤しい人

八 慈しみ

九 雪山の 夜叉 やしゃ ヘーマヴァタ

一〇 夜叉アーラヴァカ

一一 勝利

一二 聖者

一 三宝

二 なまぐさ

三 友情

四 こよなき幸せ

五 夜叉スーチローマ

六 理にかなった行い

七 バラモンにふさわしいこと

八 船

戒め いまし

一〇 奮起

一一 実子ラーフラ

一二 弟子ヴァンギーサ

一三 正しい遊行

一四 信者ダンミカ

一 出家

二 悪魔ナムチとの戦い

三 みごとに説かれたこと

四 バラモン・スンダリカ・バーラドヴァージャ

五 青年マーガ

六 遍歴行者サビヤ

七  結髪 けっぱつ 行者セーラ

八 矢

九 青年ヴァーセッタ

一〇 誹謗 ひぼう 者コーカーリヤ

一一 アシタ仙の甥ナーラカ

一二 二種の考察

一 欲望

二 洞窟についての八詩頌

三 悪意についての八詩頌

四 清浄についての八詩頌

五 最上についての八詩頌

六 老い

七 メッテーヤ族のティッサ

八 遍歴論者パスーラ

九 バラモン・マーガンディヤ

一○ 生きているあいだに

一一 闘争

一二 論争――小編

一三 論争――長編

一四 バラモン・トゥヴァタカ

一五 暴力

一六 長老サーリプッタ

一 序

二 バラモンの門弟アジタの質問

三 バラモンの門弟メッテーヤ族のティッサの質問

四 バラモンの門弟プンナカの質問

五 バラモンの門弟メッタグーの質問

六 バラモンの門弟ドータカの質問

七 バラモンの門弟ウパシーヴァの質問

八 バラモンの門弟ナンダの質問

九 バラモンの門弟へーマカの質問

一○ バラモンの門弟トーディヤの質問

一一 バラモンの門弟カッパの質問

一二 バラモンの門弟ジャトゥカンニンの質問

一三 バラモンの門弟バドラーヴダの質問

一四 バラモンの門弟ウダヤの質問

一五 バラモンの門弟ポーサーラの質問

一六 バラモンの門弟モーガラージャの質問

一七 バラモンの門弟ピンギヤの質問

一八 バラモンの門弟十六人の結び

 解説 今枝由郎
 年譜
 訳者あとがき
              
[訳者] 今枝由郎    Yoshiro Imaeda

1947年生まれ。’74年フランス国立科学研究センター(CNRS)研究員となり、'91年より同研究ディレクター、2012年に定年退職。'81-'90年にはブータン国立図書館顧問も務める。専門はチベット歴史文献学。主な著書に『ブッダが説いた幸せな生き方』『ブータンに魅せられて』、主な訳書に『ブッダが説いたこと』(ワールポラ・ラーフラ)、『チベット仏教王伝 ソンツェン・ガンポ物語』(ソナム・ギェルツェン、監訳)、『日常語訳 新編スッタニパータ ブッダの〈智恵の言葉〉』など。