物語 |
---|
将来を嘱望された若き船乗りエドモン・ダンテスは、美しいメルセデスとの結婚の直前、嫉妬した同僚の謀略に遭って逮捕される。海に浮かぶ島の監獄で、14年にわたる壮絶な禁固生活を強いられるが、ある日、他の囚人が壁を削る音に気づき……。文豪の心躍る代表作を鮮烈な新訳で。 |
物語を彩る当時の文化や政治情勢をわかりやすく説明した読書ガイドを各巻に収録! |
今後の刊行予定 |
---|
第2巻 2026年1月 |
第3巻 2026年8月 |
第4巻 2027年5月 |
第5巻 2028年1月 |
第6巻 2028年8月 |
目次 |
---|
読書ガイド 前山 悠 |
『モンテ=クリスト伯1』おもな登場人物しおり |
アレクサンドル・デュマ Alexandre Dumas |
---|
[ 1802 - 1870 ] 19世紀フランスの代表的作家。パリ近郊に生まれ、劇作家になることを夢見てパリへ。シャルル・ノディエに才能を見出され、ユゴー、ミュッセらと交流。1829年に上演された散文劇『アンリ三世とその宮廷』などで人気を確立。その後小説 『三銃士』、『モンテ=クリスト伯(巌窟王)』、『王妃マルゴ』なども大成功を収め、生涯500を超える作品を送り出した。豪快なまでの浪費と放蕩、『料理大辞典』を著した美食家としても知られる。『椿姫』の作者となった息子がデュマ・フィス(息子デュマの意)と呼ばれるのに対し、デュマ・ペール(父デュマ、大デュマ)と呼ばれる。 |
[訳者] 前山 悠 Maeyama Yu |
---|
1981年新潟県生まれ。翻訳家。パリ第七大学博士課程修了(文学博士)。訳書に『千霊一霊物語』(アレクサンドル・デュマ)、『クローデル小喜劇集』(クローデル、共訳)、『転落』(カミュ)などがある。 |