2022.01.07

【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#75 時代を超えて愛されるチェーホフのお芝居の魅力 講師:浦雅春さんを迎えて

浦雅春さん

大好評でロングラン上映中の映画『ドライブ・マイカー』の劇中劇で、あらためて注目されているチェーホフの戯曲『ワーニャ伯父さん』。若い姪ソーニャと二人、都会暮らしの教授に仕送りしてきたものの、その教授の後妻エレーナに心を寄せても相手にされず、棒に振った人生への後悔の念にさいなまれ、もはや取り返しのつかない自分の人生のやり場に困り果てているワーニャを描いたチェーホフの代表作(戯曲)の一つです。モスクワへの帰郷を夢見ながら、次第に出口のない現実に追い込まれていく『三人姉妹』や、競売にかけられてしまう美しい桜が咲く領地を舞台にした『桜の園』、そして作家志望のトレープレフと女優を志すニーナを軸に、さまざまな恋が織りなす人生模様を描いた『かもめ』とあわせて4大戯曲と言われ、初演以来、いまも舞台で上演され続けている名作です。人生のそれぞれの場面で生きていくことの難しさに悩む登場人物に、その時代時代で観客(読者)はその境遇や心情に心を寄せてきました。今回は、時代を超えて愛されているチェーホフの芝居の魅力について、訳者の浦雅春さんに語っていただきます。

(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)

 

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会 #75
時代を超えて愛されるチェーホフのお芝居の魅力 講師:浦雅春さんを迎えて
『ワーニャ伯父さん/三人姉妹』 チェーホフ/浦 雅春 訳

『ワーニャ伯父さん/三人姉妹』 チェーホフ/浦 雅春 訳

《日時》2022年1月28日(金)18:30~20:00
《会場》Zoom(オンライン)
《参加費》無料
《参加方法》2022年1月7日(金)10:30~1月28日(金)17:30の間、紀伊國屋書店ウェブストアにて、参加お申し込みを承ります。応募人数が予定を超えた時点で締切とさせていただきますのでご了承くださいませ。 ※ご案内メールを当日までにメールでご連絡します。メール配信日:1月24日・28日の2回
お申し込みについて、詳しくは 紀伊國屋書店ウェブサイトをご覧ください
[浦雅春(うら・まさはる)さんプロフィール]
1948年生まれ。ロシア文学者。チェーホフを中心としたロシア文学、ロシア・アヴァンギャルド芸術の研究を手がける。著書『チェーホフ』ほか、『鼻/外套/査察官』(ゴーゴリ)、『ワーニャ伯父さん/三人姉妹』『桜の園/プロポーズ/熊』『かもめ』『馬のような名字 チェーホフ傑作選』(チェーホフ)、『メイエルホリド 演劇の革命』(E.ブローン、共訳)、『牛山羊の星座』『チェゲムのサンドロおじさん』(イスカンデル、共訳)『イワンとふしぎなこうま』(エルショーフ)などの訳書がある。
浦雅春さんのプロフィール詳細(古典新訳文庫での訳書一覧)