2025.12.10

これから出る本(2026年1月・2月)

《2026年1月刊》
『モンテ゠クリスト伯2』(アレクサンドル・デュマ/前山悠 訳)

密輸船の乗組員となったダンテスは、モンテ゠クリスト島で、ファリア神父の言葉どおり莫大な財宝を発見する。そして、ときに英国の商人、ときに「船乗りシンドバッド」を名乗り、自分を陥れた連中の行方を追うのだった……。 (全六巻)

『まじめが肝心/レイディ・ウィンダミアの扇』(ワイルド/河合祥一郎 訳)

ワイルドが喜劇作家としての絶頂期に書いた2作を収録。最高傑作ともいわれる『まじめが肝心』は、「ノーカット四幕の完全版」を、初演時発表の初版との異同もわかる体裁で本邦初訳。両作品とも絶妙な話のこじれ具合とオチが楽しめる。

《2026年2月刊》
『エウデモス倫理学(上・下)』(アリストテレス/渡辺邦夫、加藤喜市、立花幸司 訳)

アリストテレスの真作であり、『ニコマコス倫理学』と並ぶ倫理学の主著。善そのものである幸福について、また幸福を実現するうえで重要な「善美の徳」について考察する。『ニコマコス倫理学』との相違、独自性について詳細な解説を付す。