2026.01.27

【Zoom配信】紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#118 ありがちな不倫話を芸術に。『ボヴァリー夫人』のここが読みどころ! 訳者・太田浩一さんを迎えて

太田浩一さん
太田浩一さん

田舎町の冴えない医者シャルルとの平凡で退屈な結婚生活にエマは倦んでいた。理想と現実とのギャップ。満たされない心。彼女はやがて夫の目を盗んで情事を重ね、散財を繰り返し、膨大な借金を抱えてしまい……。

近代フランス文学を代表する傑作と評される本作は、表層的なあらすじだけたどれば、“いかにもありがちな不倫話”ということになりますが、それをフローベールは芸術にまで昇華させ、自身の代表作と呼ばれるほどの小説に仕上げました。ストーリーの展開はもちろんですが、登場人物の細やかな心理描写や、視覚、聴覚に訴える情景描写、あるいは革新的な技法の数々など、『ボヴァリー夫人』は「これぞ小説!」を実感できること間違いなしの傑作です。今回の新訳では作者フローベールの深意、意向、意図を可能なかぎり反映した訳文を心掛けた、と語る訳者の太田浩一さんをお迎えして、『ボヴァリー夫人』の魅力を、フローベールの文体の魅力と併せて存分に語っていただきます。

(聞き手:光文社古典新訳文庫・創刊編集長 駒井稔)

紀伊國屋書店Kinoppy&光文社古典新訳文庫読書会#118
ありがちな不倫話を芸術に。『ボヴァリー夫人』のここが読みどころ!
訳者・太田浩一さんを迎えて
『ボヴァリー夫人』 フローベール/太田浩一訳
《日時》2026年2月26日(木)19:00~20:30
《会場》Zoom(オンライン)
《参加費》無料
《参加方法》2026年1月27日(火)~2026年2月26日(木)19:00の間、紀伊國屋書店ウェブストアにて、参加お申し込みを承ります。 ※ご案内メール配信予定日:2月25日・26日の2回。
お申し込みについて、詳しくは 紀伊國屋書店ウェブサイトをご覧ください
[太田浩一(おおた・こういち)さんプロフィール]
フランス文学翻訳家。訳書に『感情教育』『三つの物語』(ともにフローベール)、『脂肪の塊/ロンドリ姉妹』『宝石/遺産』『オルラ/オリーヴ園』(以上モーパッサン)、『ルルージュ事件』(ガボリオ)、『ミステリ文学』(ヴァノンシニ)などがある。
太田浩一さんのプロフィール詳細(光文社古典新訳文庫での訳書一覧)
[駒井稔(こまい・みのる)さんプロフィール]
1956年横浜生まれ。慶應義塾大学文学部卒。’79年光文社入社。広告部勤務を経て、’81年「週刊宝石」創刊に参加。ニュースから連載物まで、さまざまなジャンルの記事を担当する。’97年に翻訳編集部に異動。2004 年に編集長。2年の準備期間を経て’06年9月に古典新訳文庫を創刊。10年にわたり編集長を務めた。著書に『いま、息をしている言葉で。――「光文社古典新訳文庫」誕生秘話』(而立書房)、『文学こそ最高の教養である』『編集者の読書論』(光文社新書)、『私が本からもらったもの 翻訳者の読書論』(書肆侃侃房)がある。