『脂肪の塊/ロンドリ姉妹 モーパッサン傑作選』(モーパッサン/太田浩一 訳) - 光文社古典新訳文庫


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脂肪の塊/ロンドリ姉妹 モーパッサン傑作選

脂肪の塊/ロンドリ姉妹 モーパッサン傑作選

  • モーパッサン/太田浩一 訳
  • 定価(本体920円+税)
  • ISBN:75339-9
  • 発売日:2016.9.8
  • 電子書籍あり

初期の作品から選び抜いた中・短篇集第1弾
名手モーパッサンの魅力再発見!

作品

短い作家生活のなかで、長篇はもちろん、三百を超える中・短篇小説を書き残したモーパッサン。長篇に見うけられる冗漫さや弛みを感じさせない、緊密な構成をもち、完成度の高い、読みごたえのある力作ぞろいの中篇から二作と短篇八作を収録する。


物語

プロイセン軍を避けて街を出た馬車で、"脂肪の塊"(ブール・ド・スュイフ)という愛称の娼婦と乗りあわせたブルジョワ、貴族、修道女たち。人間のもつ醜いエゴイズム、好色さを痛烈に描いた「脂肪の塊」と、イタリア旅行で出会った娘との思い出を綴った「ロンドリ姉妹」など、ヴァラエティに富む中・短篇全10作を収録。

[書評]
  • 毎日新聞/2016年この3冊(2016年12月11日)
  • 荒川洋治さんの「この3冊」に選ばれました。
  • 毎日新聞/今週の本棚(2016年10月23日)
  • 中編小説の道を開く物語 「目をいっぱいに開いて読む。また読み返す。「脂肪の塊」はそんな作品だと思う 」(評者・荒川洋治さん)

ギィ・ド・モーパッサン
[1850−1893] 1850年ノルマンディ生まれ。パリ大学在学中に普仏戦争に遊撃隊員として従軍。職場での苛烈な体験が、のちの厭世的な作風に大きな影響を与えたといわれる。その後海軍省に勤務。母の紹介でフローベールと知り合い、作品指導を受ける。30歳の時に発表した「脂肪の塊」が絶賛され、作家専業となり、33歳の時に発表した本作はベストセラーになった。旺盛な著作活動を続けたが、神経系の発作に襲われ、苦痛から逃れるために薬物に溺れた末、自殺未遂事件を起こしパリの精神病院にて死去。主要な作品に『ベラミ』『ピエールとジャン』など。また300を超える短篇を残した。その作品群は日本の近代文学者たちに大きな影響を与えた。
[訳者]太田浩一 Kouichi Ota
フランス文学翻訳家。中央大学兼任講師。訳書に『感情教育』『三つの物語』(ともにフローベール)、『モーパッサン傑作選』『ロックの娘』(ともにモーパッサン)『ルルージュ事件』(ガボリオ)、『ミステリ文学』(ヴァノンシニ)などがある。

《関連刊行本》
『脂肪の塊/ロンドリ姉妹 モーパッサン傑作選』(モーパッサン/太田浩一 訳)
『感情教育(下)』(フローベール/太田浩一 訳)
『感情教育(上)』(フローベール/太田浩一 訳)
『女の一生』(モーパッサン/永田千奈 訳)
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