ドイツの政治学者・公法学者。1907年ベルリン大学入学後、ミュンヘン大学を経てシュトラースブルク大学へ転学。1915年、司法試験合格の翌日に予備歩兵部隊に志願入隊。1933年5月、ナチ党に入党し、「ナチスの桂冠法学者」としてナチス政権の法学理論を支えた。1933年から'45年までベルリン大学教授。戦後アメリカ軍に逮捕され、捕虜収容所で1年以上を過ごしたのち釈放される。その後は生まれ故郷に戻り著述活動を続けた。1985年没。著作に『政治的ロマン主義』『政治神学』『現代議会主義の精神史的地位』『陸と海』『大地のノモス』などがある。