
| 作品 |
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| 科学者ファラデーが少年少女を相手に行った連続講義録。ロウソクの種類、製法、燃える仕組みから、燃えるときに起こる物理・化学現象までを、さまざまな角度からやさしく解説する。原著出版から160年以上経たいまでも、ノーベル賞受賞者ほか世界中で読み継がれてきた不朽の名著。 |
| 内容 |
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| この宇宙を支配する法則で、ロウソクに秘められた現象と関係のない法則、作用していない法則など一つもないほどです。ロウソクが見せる物理現象について学ぶことが、自然科学に入門するための、もっとも入りやすい最良の入り口なのです。(本文より) |
| 目次 |
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| 序文 |
| 第一回 ロウソク |
| 第二回 ロウソク(つづき) |
| 第三回 燃焼の産物 |
| 第四回 ロウソクの中の水素 |
| 第五回 大気の正体 |
| 第六回 呼吸とロウソクの燃焼 |
| 解説 渡辺政隆 |
| 年譜 |
| 訳者あとがき |
| マイケル・ファラデー Michael Faraday |
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[
1791 -
1867 ]
イギリスの科学者。ロンドンで、貧しい鍛冶職人の息子として生まれる。13歳でリーボー書店の徒弟となり、読書によって独学を重ねる。1813年に ロイヤル・インスティチューションの実験助手となり、’25年には所長に就任。化学と物理学の分野で数々の業績をあげた。’26年からは、インスティチューションにて金曜講話とクリスマス・レクチャーを開始するなど、科学教育にも熱心に取り組んだ。’67年に自宅にて死去。本書は、’60/’61年のクリスマス休暇に自ら行ったクリスマス・レクチャーの連続講義をまとめたもの。 |
| [訳者] 渡辺政隆 Watanabe Masataka |
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| 1955年生まれ。サイエンスライター。同志社大学特別客員教授、東北大学特任教授。専門は進化生物学、科学史、サイエンスコミュニケーション。著書に『〈生かし生かされ〉 の自然史』『一粒の柿の種』『ダーウィンの遺産』『科学で大切なことは本と映画で学んだ』『科学の歳事記』ほか。訳書に『種の起源』『ミミズによる腐植土の形成』(ダーウィン)、『ロウソクの科学』 (ファラデ一)、『ワンダフル・ライフ』 (グールド)、『生命40億年全史』 (フォーティ)、『「進化」大全』 (ジンマー)、『シマウマの縞 蝶の模様』 (キャロル)ほか多数。 |