英国喜劇の最高峰と、ワイルドを時代の寵児にした大ヒット作!

まじめが肝心/レイディ・ウィンダミアの扇

まじめが肝心/レイディ・ウィンダミアの扇

ワイルド    
河合祥一郎  訳   
「私の劇はかなり笑えます。」
『まじめが肝心』は本邦初訳の「完全版四幕もの」
物語
二人の仲の良い紳士が互いに牽制し合いながら、それぞれの恋を進展させようとする「まじめが肝心」。夫の不倫を疑う妻に対し、夫が妻の誕生日祝いの舞踏会にその相手と疑われている女性を招待しようとして……(「レイディ・ウィンダミアの扇」) こじれ具合とオチが素晴らしい傑作喜劇2作。
内容
『まじめが肝心』について言えば、この作品ほどイギリス流の笑いに満ちた喜劇は珍しいのではないだろうか。洒落ていてノンセンス、気取っていてユーモアに富んでおり、イギリスでは大人気の作品だ。(訳者) 本邦初訳の「完全版四幕もの」を、ワイルド自身の加筆修正が見えるレイアウトで贈る。
目次
訳者まえがき
まじめが肝心
──まじめな人たちのためのふざけた喜劇(1895年)
レイディ・ウィンダミアの扇
──善良な女についての劇(1893年)
 解説 河合祥一郎
 年譜
 訳者あとがき
オスカー・ワイルド    Oscar Wilde
[ 1854 - 1900 ]   

アイルランド出身の作家 劇作家。外科医で著述業の父と、作家である母との間に次男として生まれる。自身の唱える芸術至上主義を身をもって実践し、ロンドン社交界で脚光を浴びる。29歳で結婚。『ドリアン・グレイの肖像』『サロメ』『レイディ・ウィンダミアの扇』『まじめが肝心』などの話題作を発表し時代の寵児となるが、同性愛の罪で逮捕・投獄される。出獄後フランスに渡るも、3年後の1900年、パリにて客死。

[訳者] 河合祥一郎    Kawai Shoichiro
1960年生まれ。東京大学教授。東京大学およびケンブリッジ大学より博士号を取得。著書に『ハムレットは太っていた!』(第23回 サントリー学芸賞受賞)、『シェイクスピアの正体』ほか多数。主な訳書に『ハムレット』(シェイクスピア)ほか、『不思議の国のアリス』(キャロル)、『新訳 ナルニア国物語』 シリーズ (C・S・ルイス)、『オイディプス王』(ソポクレス)、「人間のしがらみ」(モーム)、『新訳 ドリアン・グレイの肖像』『新訳 サロメ』(ともにワイルド)などがある。