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| インド北部に生まれた王子は、人の苦しみを乗り越える道を探るべく、29歳で裕福な生活を捨て、修行の旅に出る。そして6年ののちに「目覚めた人」すなわちブッダとなると、残りの生涯を説法に捧げた。人々の質問に答え、有力者を教え諭すブッダのひたむきさが、いま鮮やかに蘇る完訳。 |
| 内容 |
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| 改めて認識すべきことは、ブッダのことばを初めて耳にした人たちは誰一人として仏教徒ではなかったということです。ブッダは、耳で聞いてわかる、やさしい日常語で、あらゆる階層、境遇の人々に話しかけました。けっして「仏陀」、「沙門」、「煩悩」、「涅槃」といったとっつきにくい難解な用語ではありませんでした。(訳者) |
| 目次 | ||
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| 解説 今枝由郎 | ||
| 年譜 | ||
| 訳者あとがき |
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| [訳者] 今枝由郎 Yoshiro Imaeda |
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1947年生まれ。’74年フランス国立科学研究センター(CNRS)研究員となり、'91年より同研究ディレクター、2012年に定年退職。'81-'90年にはブータン国立図書館顧問も務める。専門はチベット歴史文献学。主な著書に『ブッダが説いた幸せな生き方』『ブータンに魅せられて』、主な訳書に『ブッダが説いたこと』(ワールポラ・ラーフラ)、『チベット仏教王伝 ソンツェン・ガンポ物語』(ソナム・ギェルツェン、監訳)、『スッタニパータ ブッダの言葉』『ダライ・ラマ六世恋愛詩集』(共編訳)など。 |