物語 |
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ボート遊びで友情を育む、純朴なモグラと人生経験豊かな川ネズミ。そして、流行に目がなく、後先を考えずに行動するヒキガエルが巻き起こす騒動のゆくえは? 英国の田園 地帯を舞台に小さな動物たちの冒険を描く児童文学の傑作。定評あるジョン・バーニンガムの挿絵80点余りを収録。 |
目次 |
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解説 麻生九美 |
年譜 |
訳者あとがき |
ケネス・グレアム Kenneth Grahame |
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1859 -
1932 ]
スコットランドのエディンバラ生まれ。5歳で母を失ったのち、テムズ川沿いの祖母の家に預けられ、おだやかな田園生活を送る。経済的事情から大学には進学できなかったが、銀行に勤めながら創作にいそしみ、自伝的小説『黄金時代』と『夢みる日々』で一定の成功を収める。息子アラステアに語って聞かせたお話をまとめ、1908年に出版した『楽しい川辺』は、児童文学の傑作として世界中で愛されることとなった。 |
[訳者] 麻生九美 Asou Kumi |
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東京都生まれ。 翻訳家。 早稲田大学卒業。 訳書に、『若草物語』 (オルコット)、『オズの魔法使い』 (ライマン・フランク・ボーム)、『ナージャ わが道をゆく」 (サレルノ=ソネンバーグ)、『ナマズ入江の大洪水』(バーマン)、『アベルの島』 (スタイグ)、『永遠の少年少女──アンデルセンからハリー・ポッターまで』(ルーリー)、『フェルトリネッリ──イタリアの革命的出版社』 (カルロ・フェルトリネッリ)、『パブリッシャー──出版に恋をした男』 (マシュラー)など多数。 |