2025.07.09

これから出る本(2025年8月・9月)

《2025年8月刊》
椿説弓張月ちんせつゆみはりづき1』 『椿説弓張月ちんせつゆみはりづき2』 (曲亭馬琴/葛飾北斎 画/菱岡憲司 訳)

『保元物語』に登場する強弓の武将 源為朝みなもとのためともを主人公とし、日本と琉球を舞台に琉球王国再建の秘史を描く史伝物読本。大ベストセラーとなり読本作者としての地位を確立した。『南総里見八犬伝』と並ぶ代表作。北斎の挿画を全点収録。全5巻。

《2025年9月刊》
『シッダールタ』(ヘッセ/酒寄進一 訳)

バラモンの息子シッダールタは、身分を捨てて親友ゴーヴィンダと苦行の旅に出る。解脱者ブッダとの邂逅、友との別れ、遊女との快楽生活を経て、それでも心の渇きは満たされず……。自己の解放と世界の真理を求めた青年の魂の旅路。

『論語』(鶴ヶ谷真一/訳・注)

「学んだ知識を自分のものにしていく。そこに喜びがうまれてこないだろうか」。仏訳、英訳、現代中国語訳の『論語』も踏まえ、孔子と弟子たちの迫真の対話に出会える新訳。これまでにない世界文学的な視点からの果敢な注釈も添えて刊行。

椿説弓張月ちんせつゆみはりづき3』(曲亭馬琴/葛飾北斎 画/菱岡憲司 訳)