『寛容論』(ヴォルテール/斉藤悦則 訳) - 光文社古典新訳文庫


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寛容論

寛容論

  • ヴォルテール/斉藤悦則 訳
  • 定価(本体1,060円+税)
  • ISBN:75332-0
  • 発売日:2016.5.12

「自分と意見が異なる人を、あなたは許せますか?」
シャルリー・エブド事件後、 フランスで大ベストセラーに!
待望の新訳!

作品

カトリックとプロテスタントの対立がつづくなか、実子殺しの容疑で父親が逮捕・処刑された「カラス事件」。狂信と差別意識の絡んだこの冤罪事件にたいし、ヴォルテールは被告の名誉回復のために奔走する。理性への信頼から寛容であることの意義、美徳を説いた最も現代的な歴史的名著。

ヘイトスピーチやヘイトクライム、そしてテロなど、理不尽極まりない暴力行為が世界各地で頻発し、罪なき人たちが犠牲となっている21世紀。人間理性への信頼から偏見と狂信を糾し、寛容であることの価値、意義を説いた本書は、いまもっとも読まれるべき古典と言えよう。

ヴォルテール Voltaire
[1694-1778] フランスの思想家・作家。パリに生まれる。早くから創作を志し、処女作『エディップ(オイディプス)』(1718年)がコメディー・フランセーズで大成功を収める。決闘騒動でバスティーユに投獄された後、イギリスに亡命。この時の見聞をもとに当時のフランス社会を批判した『哲学書簡』(1734年)を刊行するも、即発禁処分となる。「リスボン大震災に寄せる詩」へのルソーの痛烈な書簡は有名である。1761年に起こったフランスのプロテスタントに対する冤罪事件(カラス事件)に憤慨し、『寛容論』を発表。劇作も多数発表する一方で、プロイセンのフリードリヒⅡ世からの招聘をうけるなど、思想・信教・表現の自由や寛容を唱える知識人として、その影響力はヨーロッパ全域に及んだ。
[訳者]斉藤悦則
1947年生まれ。元鹿児島県立短期大学教員。共編著に『ブルデュー社会学への挑戦』。訳書に『プルードンの社会学』(アンサール)、『人口論』(マルサス)、『自由論』(ミル)、『カンディード』(ヴォルテール)、『貧困の哲学』(プルードン)。共訳書に『出る杭は打たれる』(レノレ)、『構成的権力』(ネグリ)、『システムの解体』(シャバンス)、『逆転の思考』(コリア)など。
《関連刊行本》
『自由論』(ミル/斉藤悦則 訳)
『寛容論』(ヴォルテール/斉藤悦則 訳)
『哲学書簡』(ヴォルテール/斉藤悦則 訳)
『人口論』(マルサス/斉藤悦則 訳)
『カンディード』(ヴォルテール/斉藤悦則 訳)
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